三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックとアコムでは、それぞれに大きな違いがあります。
最も違う点としては銀行のカードローンか消費者金融かという点で、バンクイックは三菱UFJ銀行カードローンなので言うまでもなく銀行カードローンとなり、アコムは消費者金融です。
銀行と消費者金融はイメージだけでも大きな違いがありますが、イメージだけではなく気を付けておくべき点、他にもそれぞれの違いはあるので基本的な部分はしっかりと知っておくと良いでしょう。
バンクイックとアコムは銀行と消費者金融という大きな違いがありますが、それぞれの違いを見る上で外せないのが審査時間の違いです。
バンクイックは最短即日での審査回答となっているのに対して、アコムは最短20分回答と早さの面で優れています。
とにかくすぐに借りたい場合、早くに現金が必要な場合には、バンクイックではなくアコムを選ぶ必要があります。
対してアコムの場合、ノンバンクとなるので口座はありません。
消費者金融のカードローンも口座開設と言われることはありますが、実際には銀行のような預け入れたりする口座があるわけではないので、あまり正しい表現ではないです。
口座がないので申し込みから審査までが口座の有無によって分けられることもなく、最低限の申し込み条件を満たしていれば同じスタートラインで手続きが進められます。
アコムなら平日だけでなく土日でも最短即日での対応が可能です。
日本全国来店不要でいつでもどこでも申し込みが可能で、アコムの審査回答可能時間内であれば、その日のうちにWeb上で契約が完結できます。
契約後はアコムATMの他、コンビニなどの提携ATMや銀行振り込みでも借りられるので、急ぎで借りたいときにはバンクイックよりもアコムなどの消費者金融のカードローンが優れます。
銀行のカードローンとなるバンクイックと、消費者金融のカードローンとなるアコムでは、貸付条件の金利が大きく異なります。
特に見ておきたいのが初回契約時に適用されることが多い上限の利率で、それぞれを見ると数パーセントの違いがあり、これが返済時の利息負担の差に繋がります。
言うまでもありませんが、バンクイックとアコムのどちらが金利に優れているかと言えば、当然ながら銀行カードローンのバンクイックです。
三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックは金利、アコムは実質年率と表記に違いはありますが、どちらも同じ金利として考えておいて問題はありません。
それぞれの金利、実質年率を並べると以下のようになり、上限での利率は3%超での違いが見られます。
カードローン | 金利 |
---|---|
バンクイック | 年1.4%~年14.6% |
アコム | 実質年率3.0%~18.0% |
カードローンの金利を見て返済の計画を立てる場合には、適用されることが多い上限金利を見るのが基本です。
それぞれの上限を見るとバンクイックが年14.6%、アコムが実質年率18.0%と、適用される利率が3.4%も違います。
この差はやはり大きく、返済時の利息負担をなるべく軽くして借りたい方は、アコムではなくバンクイックを選ぶべきです。
バンクイックの金利とアコムの実質年率は、契約をする限度額によって適用される利率が段階的に変わる点で異なります。
大きな限度額で借りられるならどちらも金利負担は抑えられるものの、実際にはあまり大きな金額を借りられるとは考えず、やはり上限金利での返済のシミュレーションをしておいたほうが無難です。
一桁台の低金利で借りられると考えていたのに、実際の適用金利がバンクイックでは年14.6%、アコムでは18.0%となってしまうと、利息負担の違いで返済計画にも狂いが生じてしまいます。
利息は借りている金額と日数によっても変わるので単純な違いとなると難しいですが、同じ金額を同じ日数で借りた場合の、適用金利による利息を参考までに記載をしておきます。
試算内容は1年を365日として借り入れ日数は30日間、金利は100万円以下の借り入れまではバンクイックが年14.6%、アコムは18.0%、一番下の101万円の借り入れはバンクイックは年13.6%、アコムは15.0%としています。
借り入れ残高 | バンクイック | アコム |
---|---|---|
10万円 | 1,200円 | 1,479円 |
30万円 | 3,600円 | 4,438円 |
50万円 | 6,000円 | 7,397円 |
101万円 | 11,289円 | 12,452円 |
利息の計算方法は「借り入れ残高×金利(年)÷365×借り入れ日数」です。それぞれの計算結果は実際の利息とは異なる場合があるので、詳しくは利用先で確認をしてください。
バンクイックの金利とアコムの実質年率では開きがあるので、利息面にもどうしても違いが出てきます。
利息を減らせるのは三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックとなり、銀行カードローンだけあって負担を抑えて利用ができる点が魅力です。
バンクイックは100万円超から金利の上限が変わるため、違いが分かりやすいように借り入れ残高を101万円としています。
アコムは限度額が100万円から上限金利が15.0%となるため、15.0%で試算をしています。
カードローンの毎月の返済金額は、金利が低いからといって少なくなるというわけではありません。
実際に低金利の銀行カードローンより、金利面で劣る消費者金融のカードローンのほうが毎月の返済金額が少ないなどもあり、毎月の返済金額で借り入れ先を選ぶ場合には、金利ではなく返済金額の設定を見る必要があります。
しかし、バンクイックとアコムは、金利と同様にバンクイックのほうが毎月の返済金額が軽くなっている内容です。
バンクイックもアコムも、適用される金利や利率と、借り入れ残高によって毎月の返済金額が変動します。
単純に利率が低くなれば返済金額も少なくなり、同様に借り入れ残高が少なくなれば、毎月の返済金額は少なくなります。
上限金利の適用となっているとしても借りる金額を大きくしなければ、バンクイックもアコムも毎月の返済金額は少なく抑えられることになります。
ここでは金利ごとの返済金額を全て書くわけではなく、最も高くなる上限金利でのバンクイックとアコムの毎月の返済金額を比べます。
金利が下がりこれよりも低い金額で返済ができるなら余裕が生まれるだけですが、逆に低い返済金額で借りられると思っていたのに実際には高い返済金額となってしまうと、返済ができなくなる可能性があります。
そのため、返済金額を見て利用の計画を立てるなら、最も高い返済金額で見ておいたほうが失敗がありません。
借り入れ残高 | バンクイック (利率 年8.1%超) |
アコム (実質年率 18.0%) |
---|---|---|
10万円 | 2,000円 | 5,000円 |
20万円 | 4,000円 | 9,000円 |
30万円 | 6,000円 | 13,000円 |
40万円 | 8,000円 | 12,000円 |
50万円 | 10,000円 | 15,000円 |
バンクイックは2013年3月25日以降に契約をした場合の返済金額です。それ以前に契約をしている方の場合には返済金額が異なります。
アコムは借り入れ残高30万円までは返済期間を3年、30万円超は5年としています。
金利に優れ、返済金額も軽い三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックは、条件に優れている分だけ審査が厳しくなります。
アコムでは借りられるとしてもバンクイックでは借りられないということも多く、借りたいけどバンクイックの審査に通らないことも少なくありません。
カードローンはどれだけ条件に優れていても、お金を借りるという目的が達成できないことには意味がないので、自身の状況で借りられるところを選ぶことも重要です。
バンクイックもアコムも、申し込み条件だけを見ると大した違いはありません。
どちらも安定した収入があればアルバイトやパートの方でも申し込みができ、利用における年収の下限も設けられていないため、年収が高くなくてもバンクイックにも申し込みは可能です。
たしかに申し込みだけなら、例えば年収200万円未満の方でもバンクイックには申し込みができますが、審査に通るかとなると、実際には難しい部分があります。
収入に加えて、他でのカードローン利用や、クレジットカードのキャッシングを含むカード利用も審査結果を左右します。
アコムの場合には総量規制で定める年収の3分の1以内なら借りられる可能性はありますが、バンクイックの場合、他社での借り入れが複数あると利用が難しくなる傾向にあります。
他社での借り入れ状況、利用状況は信用情報機関で審査の際に確認がされることになるので、申し込み時に嘘を入力しても意味がありません。
ここまでバンクイックとアコムの違いの大きな部分を見てきましたが、なぜバンクイックとアコムの違いを比べるのか疑問に感じる方もいるかもしれません。
例えば、比べるなら三井住友銀行カードローンとアコムでも、バンクイックであってもSMBCモビットとの違いを比べてもいいはずです。
それでもバンクイックとアコムが比べられるのには、同じMUFGグループであること、加えてバンクイックの保証審査をアコムが行っていることが関係しています。
バンクイックなどの銀行カードローンは、消費者金融と同じように担保や保証人は不要で借りられますが、その代わりに保証会社を利用する場合がほとんどです。
バンクイックの場合には保証会社がアコムとなっており、申し込みをする際には「保証委託約款」でその内容が確認できます。
バンクイック側でももちろん審査は行いますが、貸し付けが可能かどうかの大きな部分については、消費者者向けの少額融資審査のノウハウが豊富なアコムが行っているのです。
申し込みを二度行うわけではありませんが、バンクイックに申し込みをすると、保証会社のアコムとバンクイックのカードローンを発行する三菱UFJ銀行の2社での審査を受けることになります。
どちらかの審査で引っかかってしまえば借りられないことになり、1社での審査を受ける消費者金融での借り入れに比べて、どうしても審査のハードルは上がることになってしまうのです。
これはバンクイックだけに限らず、例えば三井住友銀行カードローンであればプロミスのSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が保証会社に、みずほ銀行カードローンは株式会社オリエントコーポレーションが保証会社となり、それぞれで審査を行っています。
カードローン | 保証会社 |
---|---|
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック |
アコム株式会社 (アコム) |
三井住友銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 (プロミス) |
みずほ銀行カードローン | 株式会社オリエントコーポレーション (オリコ) |
バンクイックとアコムは、銀行と消費者金融という大きな違いがあるだけでなく、他にも様々な点で違いが見られます。
借りられるかどうかを左右する審査基準にも大きな違いがあるため、それぞれの違いをしっかりと知った上で選ぶ、または他カードローンも含めて検討をしておきたいものです。
もしすぐに借りたい場合にはアコムよりも早くに借りられるアイフルなどもあるので、バンクイックとアコムだけに限らず、いくつかのカードローンを見ておくと良い借り入れに繋がるかもしれません。
※ 在籍確認の電話等で質問や要望がある方は、申込後すぐにコールセンターに電話にて連絡を入れてください。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
4.5%~17.8% | 1~500万円 | 最短3分 | 最短3分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 4.5%~17.8% |
---|---|
限度額 | 1~500万円 |
審査時間 | 最短3分 |
融資時間 | 最短3分 |
収入証明 | 50万円まで不要 |
※ 申込完了後
※ 審査の結果によってはご希望に沿えない場合があります。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短15分 | 最短15分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 1~800万円 |
審査時間 | 最短15分 |
融資時間 | 最短15分 |
収入証明 | - |
※ 10秒簡易審査後、続けて本審査まで進めておくと手続きがスムーズになります。
※ 申し込み内容によっては電話連絡が入ることがあります。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短18分 | 最短18分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 最大800万円 |
審査時間 | 最短18分 |
融資時間 | 最短18分 |
収入証明 | 50万円まで不要 |
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短20分 | 最短20分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 最大800万円 |
審査時間 | 最短20分 |
融資時間 | 最短20分 |
収入証明 | 50万円まで不要 |
※ 電話での確認は行わずに書面や申告内容で確認を実施します。