一昔前にはなかった審査落ちの理由として、スマートフォンの毎月の支払いが挙げられます。
毎月の基本使用量や通話料、パケット通信料、サービスの利用料は別として、スマートフォンの本体代金を月々の分割で支払う「割賦契約」を行っている際の支払いの遅れは大変危険です。
割賦契約は借金と同じものなのですが実際にはそのように思われていない場合が多く、厳しい取り立てがあるわけでもないので支払いが遅れがち、いい加減になってしまう方も少なくありません。
本体代金の分割払いが残っている状態の毎月の支払いは、信用情報機関の支払い履歴にしっかりと記録がされています。
毎月の支払いを遅れながら済ませている方は、信用情報機関に記録がされる支払い状況がひたすら「遅れマーク」となり、その後に受けるカードローンの審査では当然ながら大きく不利になります。
どのキャリアでも共通をしており、未払い情報が記録され続けることで、今後のローンやカードの審査に大きく悪影響を与えることになってしまうのです。
参考ページ
「未払い情報」が登録されると、「住宅ローン」「車のローン」「クレジットカード契約」等に影響が出る場合がございます。
具体的な影響については、信用情報機関の情報を利用して与信審査をしている各企業の判断により異なります。
引用:料金のお支払いに関するよくあるお問い合わせ|My au
光熱費等も含めてスマートフォンなどの携帯電話の使用料金は借金の支払いではないので、正直なところは支払いがいくら遅れたところで、信用情報機関にネガティブな情報が記録されることはありません。
ただ、スマートフォンの本体代金の割賦契約や何らかの保証会社が絡む契約となっている際には、支払いが遅れることで信用情報に傷が付く、ネガティブな情報が記録される原因となります。
信用情報は一度汚してしまうとクリーンな状態になるまで時間がかかり、その間は審査に通らない原因、お金が借りられない大きな理由となるので、今は問題はなくても今後も信用情報は汚さないように気をつけなければなりません。
カードローンやキャッシング、クレジットカードであれば返済や支払いを遅らせるのはまずいと分かるものですが、スマートフォンの代金となるとそこまで危機感を持たない方も少なくありません。
その結果、本体代金の割賦契約によって信用情報にダメージを負ってしまう方も少なくはなく、各携帯電話会社でも注意喚起を行っていることもあります。
上ではauの例を挙げていますが、ソフトバンクにおいても「割賦購入契約について」の資料で、大きな文字で「信用情報機関への情報提供を行います」と記載しているほどなのです。
参考ページ
信用情報機関に支払遅延情報等がある場合、他のクレジット契約ができないことがあります。
支払遅延情報は、完済後も5年間は信用情報機関に記録が残り、他の加盟会員が審査のため利用できます。
引用:割賦購入契約について|ソフトバンク(PDF)