複数の借り入れがあると返済が負担になるため、低金利のローンへの借り換えや借り入れの一本化のおまとめローンも考えてみましょう。
借り換えローンやおまとめローンは、以下の条件を満たせば利用できる可能性があります。
- 安定した収入を得ている
- 各社への返済が正常に行えている
- 返済の実績が数か月分以上ある
借り換えローンやおまとめローンは銀行での利用がイメージされますが、消費者金融のカードローンでも利用可能です。
銀行のほうが金利には優れるものの、審査は厳しくなることがあるので自身の状況に合わせた借り換えローンやおまとめローンを選ぶようにしてください。
借り換えローンやおまとめローンは、条件を満たすことで総量規制の例外として認められている借り入れ方法です。
日本貸金業協会の総量規制が適用されない場合についてに記載がある通り、以下に該当する借り換えやおまとめであれば、総量規制の例外として借りられる可能性があります。
- 借り手側が一方的に有利になる条件での借り換え
- 借り入れ残高を段階的に減少させる目的での借り換え
今の借り入れよりも金利が下がる借り換えや、返済専用となる借り換えやおまとめローンなどが該当します。
通常の借り入れでは総量規制で借りられない消費者金融からでも、借り換えやおまとめであれば借りられる可能性があります。
借り換えローンやおまとめローンによって金利が下がれば、支払う利息が大幅に減らせるメリットがあります。
3社から総額80万円を借りていて、それぞれの借り入れ金利が実質年率18.0%とした場合に、借り換えによって金利が下がることでどの程度の利息負担の軽減に繋がるかを試算したのが以下の表です。
金利 |
返済回数 |
返済総額 |
利息総額 |
18.0% |
60回 |
1,218,836円 |
418,836円 |
15.0% |
60回 |
1,141,870円 |
341,870円 |
12.0% |
60回 |
1,067,687円 |
267,687円 |
8.0% |
60回 |
973,219円 |
173,219円 |
※ 日本貸金業協会の返済シミュレーションを使用して試算しています。実際の返済金額は借り入れ先によって変わります。
複数の借り入れをまとめるおまとめローンでは、大幅に金利が下がることがあります。
カードローンは細かく借りていると金利が高くなるのに対して、1社から大きな金額を借りるほうが金利が下がることが多いためです。
借り入れが多く、金利負担が重いと感じている方は、借り換えローンやおまとめローンの利用を考えてみましょう。
複数の借り入れがあるままだと、毎月の返済が大きな負担になってしまいます。
最低返済金額通りの返済しかできないと借り入れ残高がなかなか減らず、返済が長期化します。
返済が長期化すると利息も多くかかってしまうので、借り換えローンやおまとめローンで借り入れを減らすことが重要です。
金利が下がって利息が減れば、同じ返済金額でも借り入れ残高が減りやすくなります。