カードローンの返済が終わらない理由の中で最も大きなものが、毎月の返済金額が少ないということが挙げられます。
カードローンは最低の返済金額を守れば、毎月の返済金額を自分である程度決められることが大きなメリットです。
しかし、このメリットが逆に返済が終わらなくなるというデメリットを生じさせてしまうことがあるのです。
カードローンの多くは「今月はちょっとお財布の中がピンチだから返済が難しい」となれば、最低の返済金額だけ返済することができます。
最低返済金額は借り入れ残高によってきめられている場合が多く、借りる金額が5万円や10万円なら返済金額も大きくなりません。
初めてお金を借りる際には最低返済金額だけを見てしまい、このぐらいなら返済ができると思い、最低返済金額のみの返済を想定して借りてしまうのです。
急にお金が必要になった、大きな金額はいらないから5万円だけどうしても今日中に欲しい、そんなときもあります。
例えばアコムで10万円を18.0%の実質年率上限で借りているとします。
10万円の借り入れに対して毎月9,000円の返済と仮定すると、返済回数は13回、返済総額は110,218円になります。
一方、毎月に20,000円の返済をしたとすると、返済回数は6回、返済総額は104,750円です。
かなり極端な例ではありますが、毎月の返済金額が少ないとなかなか返済が終わらないということになってしまいます。
ちなみにアコムで10万円を借りた場合、限度額も10万円だとすると毎月の返済金額は最低額で4,000円となっています。
毎月に4,000円ずつの返済でも利用上は問題がないことになりますが、4,000円ずつのみの返済とした場合には、返済回数は26回にもなってしまいます。
最低返済金額だけの入金ではさらに返済が終わりにくくなってしまうのが、カードローンにおける怖い部分とも言えます。