カードローンタイム

カードローンや家族、友達からお金を借りられない人でも、質屋からならお金が借りられます。

その理由としては、スピーディーさや本人審査なしがあります。

実は返済義務もない質屋、これらのメリットをフル活用できれば、より良いマネーライフを送れます。

質屋を利用すればすぐにお金を借りることができるので、急にお金が必要になった場合には質屋も便利なものです。

アコムやプロミスなどの審査が早い消費者金融のカードローンに申し込んでも、契約や借り入れまでにはある程度の時間がかかることがあります。

一方、質屋に品物を持ち込んで、査定にかかる時間は15分程度（品物によっては数分程度で査定完了する場合も）で、そこから実際にお金を受け取るまで、30分も見ておけばじゅうぶんでしょう。

プロミスの即日融資は何時までの手続きが必要？方法と時間を確認

プロミスは時間内に手続きを終えれば、その日のうちの即日融資でお金が借りられるようになっています。

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質屋を利用する際には、カードローンではあり得ませんが利用者本人に対する審査は行われないので、過去に金融事故を起こした人などでもお金が借りられます。

カードローンの審査の際には申し込み書類に勤務先や会社名、勤続年数や年収などを記入し、カードローン会社が申し込み者の状況を把握する目的で、「信用情報」を閲覧するなど、無担保融資ゆえに申し込み者本人に対する審査は徹底しています。

一方の質屋では、品物に対する審査（査定）は行いますが、質屋は品物を担保にしてお金を貸すことから貸し倒れのリスクがなく、本人確認書類の提示や電話番号の記入などは行いますが、利用者本人に対して年収や勤務先を尋ねることは基本的にはありません。

カードローンで借りたお金は、元金と利息を含めて返済しなければならず、期日までに決まった金額を返済できなければ、通常の金利とは別に遅延損害金が発生します。

それでも返済できなければ、信用情報に金融事故の情報が記録され、今後に各種ローンを利用する際や携帯電話の割賦契約を結ぶ際に、極めて不利になるでしょう。

一方、質屋の場合には万が一、借りたお金を返済できなさそうでも、質草（質屋に預けた品物）が質流れ（所有権が利用者から質屋に移ること）になるだけです。

質屋から借りたお金は返済義務がないので、質屋からの督促も当然なく、お金はないが価値のある品物がある人におすすめです。

カードローンやキャッシングよりも借りやすく返済義務もない質屋ですが、そのシステムは非常に独特です。

品物を管理するためのコストがかかるため、コスト分を金利に上乗せしていますし、カードローンとは異なり利息の日割り計算がありません。

デメリットや注意点を把握せずに「質屋なら借りられる」と軽い気持ちで利用をしてしまうと、思わぬ損をしてしまう可能性もあります。

質屋の「大黒屋質東京駅前店」を例に挙げると、借り入れ金額に応じて利率が以下のように設定されています。

・1,000万円以上：月利0.95％
・100万円以上1,000万円未満：月利1.25％
・10万円以上100万円未満：月利1.5％
・1万円以上10万円未満：月利6％
・1万円未満：月利8％

消費者金融系のカードローンでも年18％、月利換算で1.5％なので、借り入れ金額が少ないほど質屋の方が支払う利息は多くなります。

しかも、カードローンが利息を日割り計算してくれるのに対して、質屋は原則として日割り計算はせず、1日借りただけでもしっかり1か月分の利息を支払わなければなりません。

プロミスの金利は実質年率4.5％～17.8％の間でいくらの適用になるのか

プロミスは貸付条件の金利が実質年率4.5％～17.8％と幅が持たれており、下限と上限ではとにかく大きな開きがあります。

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質屋は借りたお金の返済義務がない代わりに、返済できなければ預けた品物が質流れになってしまうので、大切なものを質に入れる際は注意してください。

大黒屋の場合、質草の保管期限は3か月間と決まっていて、それを超えても返済できなければ質草は質流れとなってしまいます。

一度質流れになってしまうと、いくらその後にお金ができて全額返済ができるとしても、質流れの品を取り戻すことはできません。

どうしても戻したければ、買取店舗などに並んだ「元質草」の自分の品物を購入するほかなく、当然ながらその場合には借り入れ金額より購入金額の方が高額になってしまいます。

カードローンで借りたお金の返済は、来店・振り込み・自社ATM・口座振替・インターネットバンキングの他にも、近くのコンビニにある提携ATMなど様々な方法があり、利用者は自分の都合に合わせて好きな返済方法を選ぶことができます。

一方、質屋で借りたお金の返済は、原則として利用者本人が質草を入れた質屋に直接足を運んで返済する必要があり、代理人による返済や振り込みによる返済を認めているところは限定的です。

加えて、出質（預けた質草を返してもらうこと）の際には、代理による返済も振り込みによる返済も認められていないため、旅行先でお金がなくなったからといってその場所の近くの質屋でお金を借りると、返済の時に大変な思いをしてしまいます。

質屋のメリットとデメリットが分かったら、いよいよ質屋からお金を借りる流れについて説明します。

質屋でお金を借りる際には本人の審査こそないものの、品物の審査ともいうべき査定が行われるために緊張します。

その際には品物とともに、本人確認書類を忘れずに持っていくようにしてください。

ここでは、質屋として有名な大黒屋での利用を例としてあげます。

大黒屋では、メールやLINEによる簡易査定も行っていますが、実際にお金を借りるとなると、大黒屋の店舗に営業時間内（一例として、質東京駅前店は10時30分～19時30分）に来店する必要があります。

大黒屋に来店の際は、質入れしたい品物とともに、本人確認書類として以下の書類を持参してください。

・運転免許証
・健康保険証（国民健康保険証、社会保険証）
・共済組合証
・パスポート（日本国発行のもの、外国発行のものは不可）
・住民票（発行から3ヶ月以内のもの。個人番号が記載されている住民票は不可）
・個人番号カード（マイナンバーカード）
・外国人登録証・在留カード（外国発行のパスポートは不可）
・障害者手帳
・印鑑証明書（発行から3ヶ月以内のもの）
・戸籍謄本・戸籍抄本（発行から3ヶ月以内のもの）
・住民基本台帳カード（顔写真付きのもの）

いずれも、現住所が記載されている書類が有効となります。

また、住民票に関してはマイナンバーとなる個人番号が記載されていると不可となる点にも注意が必要です。

質屋や消費者金融ではマイナンバーの管理ができないため、記載がされてしまっていると取り扱いができなくなります。

これは質屋に限ったことではなく消費者金融でも同様で、例えばプロミスでは以下のような画像が用意されています。

プロミス公式サイトからの引用のこの例では収入証明書類があげられていますが、本人確認書類でも同様です。

基本的にカードローンやキャッシング、質屋においても、マイナンバーは記載がされているとまずいということになるのです。

話を戻して質屋でお金を借りる流れです。

質屋ではまず専門の査定員が品物を預かります。

査定をした後、氏名や住所、電話番号などの必要事項を記入してから、現住所が記載されている本人確認書類を提示します。

この際、お金を借りる質入れにしても買い取ってもらう買取にしても、査定ポイントは特に変わりません。

査定金額に納得ができたのであれば、本人確認書類の提示をして、現金と質札を受け取り、終了です。

質札には、質入れした品の詳細や返済期限などが書かれています。

利息の支払いや出質の時に必要になるので、絶対になくさないでください。

一般的に、借りたお金はきちんと返さないといけません。

しかし、質屋に関してはそれが当てはまらず、借りたお金を返さなくても構いません。

その代わり質流れになりますが、質流れを防ぐ方法もあります。

元金と利息を全額完済できれば、質草を返してもらえます。

質屋への返済方法は、上でも触れていますが原則として本人が来店しての現金払いのみです。

しかし中には、利息だけの支払いに限り、振り込みによる返済や代理人による返済を認めている質屋もあるので、どうしても来店ができない場合には質屋に相談してみるといいでしょう。

カードローンと比べて返済にゆとりがある質屋ですが、だからといってずっと先延ばしにしても良いわけではありません。

質草の保管期限は3か月間となっており、それまでに利息の支払いが一切ないと、質草は質流れとなってしまい、所有権が質屋に移ってしまいます。

後でお金ができたから返してもらおうとしても、一度質流れになった質草を取り戻すことはできません。

質流れだけは避けたいが全額支払うことは難しい、そんな方は、利息だけを支払い続けて先延ばしにする方法もあります。

例えば、7月1日に月利1.5％で10万円を借りた場合、10月1日までに8月分の利息をだけ支払えば、保管期限は11月1日までと1か月間延長できます。

利息さえ支払っていれば質流れを防ぐことができますが、いつまでも続けているといつまでも利息だけを支払い続けることになり、無駄な負担が増えるのでその点には気を付けなければなりません。

質屋への返済で重荷となるのが、利息です。

質屋の金利はカードローンの金利と比較して高めに設定されていることは、デメリットのところで触れました。

では、具体的に利息がどれくらいになるのか、大黒屋を例に紹介します。

まずは、10万円を3か月間借り入れた際の、大黒屋（月利1.5％）と一般的な質屋（月利3％）、そしてカードローン（月利換算で1.5％）で比較しました。

一般的な質屋は月利3％のため、年利36％の計算となり、単純計算では利息は最も高額となります。

大黒屋とカードローンは月利換算では1.5％と変わりませんが、大黒屋が単利（元金に対してのみ利息が発生）に対して、カードローンは複利（元金＋利息に対して翌月以降の利息が発生）を採用しているため、結果的に同じ金利であるなら、カードローンより質屋の方がお得という結果になりました。

ただ、実際にはカードローンの利息はこれよりも安くなることが考えられます。

カードローンは借りている残高に対して利息がかかるため、返済をすればその分だけ翌月は元金が減り、かかる利息が少なくなります。

毎月同じ残高があると仮定して利息を計算するとカードローンの利息が高いように見えますが、実際には返済を進めていけばかかる利息が少なくなっていくことで、長期に渡って使うならカードローンのほうが利息は安くなるケースがほとんどです。

プロミスはすぐ返す・その日に返すなら利息は0円で済む場合も

プロミスの返済は月1回、決められた返済期日までの入金が基本となりますが、借りた後にすぐ返すこともできます。

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大黒屋は質屋の中でも低金利で、同金利ならば単利を採用している大黒屋の方がカードローンよりお得なのが分かりました。

そこでここでは、大黒屋で100万円を借り入れた場合の3か月間の利息と返済総額を調べました。

3か月目になっても、大黒屋なら発生する利息の金額を3万7,500円に抑えられます。

100万円を大黒屋で借り入れても、利息の負担はさほどではないことが分かりました。

そこで、滅多にいないでしょうが、大黒屋で1,000万円を借り入れた場合の3か月間の利息と返済総額を参考までに見てみます。

カードローンで1,000万円借りるのは審査の難易度から考えてほぼ不可能と言えますが、質屋であれば質草がある限り可能です。

しかも金利が単利なため、3か月間借りても利息の増加を抑えられます。

質屋のメリットやデメリットに始まり、借り入れ方法や返済方法、利息と、質屋に関する基本的な事柄はおさえたと思います。

ここからは応用編で、質屋を上手に利用するためのポイントを紹介します。

質屋を上手に利用できれば、カードローンの利用が難しい方でも何とかお金を用立てられるようにもなります。

高額な商品は持っていないと質屋でまとまった金額は借りられませんが、もし高価な品物を持っていない場合には、できるだけ多くの品物を持ち込むといいでしょう。

質屋の金利は合計金額によって変動するので、例えば大黒屋で10万円の商品を1点持ち込んでも月利は1.5％ですが、10万円の商品を10点（合計100万円分）持ち込めば、月利が1.25％に引き下げられます。

ちなみに、複数の商品を質に入れた場合でも、全部まとめて質から出さなければならないわけではなく、1点ずつ質から出すことも可能です。

高額のお金を手にしたいのであれば、質に入れるのではなく買取も候補に入れてください。

大黒屋では質と同時に買取も行っており、一つの例とはなりますが質屋での査定額と買取の査定額が以下のように異なります。

買取も質入れも査定のポイントに違いはありませんが、一般的に質での査定額は買取の査定額と比較して2割ほど低くなります。

普段あまり質屋を利用しない人にとって、質屋のシステムは独特で分かりにくいと感じるかもしれません。

よく分からないけど本人への審査なし、無審査でお金が借りられるならと軽い気持ちで利用をしてしまうと、日割り計算なし、利息だけ払えば質流れを防げる、原則として返済は来店のみなど、様々な特殊なルールに戸惑うことにもなります。

カードローンやキャッシングなどに比べるとあまり身近ではない質屋も、お金に困ったときにはお世話になることもあるかもしれないので、基本的な仕組みついてはある程度は知っておいて損はありません。