カードローンタイム

消費者金融などのノンバンク系のカードローンには、借り入れが年収の3分の1までに制限がされる総量規制があります。

しかし、総量規制には対象外の貸付がいくつかあり、その一つが「顧客に一方的有利となる借り換え」です。

カードローンをまとめる借り方となるおまとめローンは、利用者が好条件の融資を一方的に受けられるため、これに該当する可能性があるのです。

消費者金融などのノンバンク系カードローンであっても、「貸金業法に基づくおまとめローン」ならば、年収の3分の1以上の借り入れをまとめられる場合があります。

「銀行でのおまとめはハードルが高そう」と思っている方も、ノンバンク系ならば気軽にまとめることができます。

ただ、おまとめだからといって必ずしも総量規制の対象外の貸付になるとは限らず、審査の結果によってはおまとめ不可となることも当然ながら起こり得ます。

一部の消費者金融では通常のカードローンの他に、商品としてのおまとめローンを用意している場合があります。

専用ローンとなるのでおまとめにのみの利用となり、申し込み方法も通常のカードローンとは異なることがほとんどです。

中には来店が必要となる場合もあるので、利用を検討する際には近くの有人店舗の場所を調べておくなど、ひと手間をかける必要が出てきてしまいます。

おまとめローンによって借り入れを一本化すると、まとめた分の借り入れ件数は「1件」となります。

カードローンをはじめとしたローン審査では、他社での借り入れの金額と共に件数が重視されます。

10万円程度の少額の限度額で借り入れで件数が多い人は、「高額融資を受けられず信用力に乏しい人」と判断され、他のローン審査でも不利です。

他のローン審査に先駆けて複数のカードローンをまとめると、借り入れ件数は1件となります。

「高額融資を受けられて信用力が高い人」と判断されるため、他のローン審査でも融資を受けられる可能性が高くなるのです。

カードローンをまとめると、金利が下がる可能性が高いです。

一般的にカードローンの金利は融資金額が多いほど金利が低く、融資金額が少ないほど金利が高くなります。

例えば、プロミスやアコム、アイフルなどの消費者金融5社で20万円ずつ合計100万円を借りている場合、どのカードローンも金利はほぼ上限金利となるために年18.0％ほどです。

仮にこの5社の借り入れを、ソニー銀行カードローン「マネーキット」でまとめると、金利が年9.8％にまで下がります。

金利が下がればそれに伴い利息も減り、複数の借り入れをまとめると支払総額も少なくなるのです。

複数のカードローンをまとめると、毎月の返済の期日も当然ながら一本化されます。

カードローンは借り入れ先や契約内容によって返済日はバラバラです。

ノンバンク系カードローンでは気軽に返済できるコンビニなどの提携ATM返済も人気ですが、返済日が来るたびにお金を持って無人契約機に併設されている自社ATMや、コンビニなどの提携ATMに足を運ぶのはかなり面倒です。

しかし、複数のカードローンをまとめる借り方をしておけば、ATMに通うのは月に1回だけで済みます。

カードローンの中には、コンビニなどの提携ATMでの返済にATM手数料を求める業者も少なくありません。

返済金額によって異なりますが、返済金額が1万円未満であれば100円と消費税のATM手数料、1万円超では200円と消費税というのが一般的です。

1回の手数料は微々たるものですが、複数のカードローン全てで手数料がかかると非常に大きな負担となってきます。

その点、カードローンをまとめておけば、提携ATMの利用手数料の支払いも1回で済みます。

カードローンをまとめると、返済計画の練り直しができます。

これまでの複数のカードローンでは「毎月の返済額が多い」、「給料日前の返済日ばかり」となっている方でも、カードローンをまとめればそのタイミングで返済計画を見直すことができます。

ただし、毎月の返済額を少なくするとその分だけ返済が長期間にり、最終的な返済総額が多くなるのでメリットばかりとも言えません。

借り入れをまとめることにより毎月の返済金額が減らせたとしても、完済までにかかる期間を長くしすぎるのは良くありません。

カードローンは借りている期間に対して利息がかかるので、返済までに長い期間を要してしまえばそれまでに支払う利息総額も増えてしまいます。

毎月の返済は大きな負担にしないようにしつつ、完済までの返済期間も長くしすぎないように調整やシミュレーションをすることが、借り入れをまとめる上でも大事なポイントとなってきます。

ローンはシミュレーションをしっかりとしてから借りるようにしたい

住宅ローンやマイカーローンのようなまとまった金額を借りる目的ローンだけでなく、少額を借りるカードローンにおいても利用前のシミュレーションは欠かせません。

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