カードローンでお金を借りると、返済時には借りた分に応じて利息を支払わなければなりません。
誰しも利息は支払いたくないものですが、一部のカードローンが実施する「無利息期間」中であれば、利息を支払う必要はありません。
できれば余計な利息は支払わずに利用したいものなので、無金利や無利息のサービスを実施しているカードローンを知っておきましょう。
限度額 | 実質年率 |
---|---|
1万円~99万円 | 7.7%~18.0% |
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
それぞれ設定されている実質年率を超えて設定がされることはありませんが、アコムの返済が遅れてしまうと、通常の実質年率に加えて、年20.0%の遅延損害金も支払わなければなりません。
アコムと初めて契約する方を対象として、契約日翌日から30日間に借りたお金の金利が発生しません。
無担保カードローンが対象となっており、アコムのクレジットカードや借り換えローンなどは対象外です。
無金利適用期間は「契約日翌日から30日間」であって、「借り入れ日の翌日から30日間」ではないため、契約をしたもののすぐには借りないという期間があると、無金利期間が無駄に消費されてしまう点には注意が必要です。
「契約日翌日から30日間」であれば、アコムで何回借りて何回返済しても、利息はゼロ円です。
ただし、契約日翌日から30日間に返済が終わらないと、返済できなかった借り入れ残高に対しては通常の年率が適用されます。
例えば、契約日翌日から30日の間に10万円借りたとして、無金利適用期間終了までに2万円だけ返済せずに残ってしまった場合、2万円に対しては終了翌日から返済日まで、通常の契約年率(年3.0%~18.0%)による利息が発生します。
アコムの返済日は、「毎月指定日」「前回返済日翌日の35日後」「毎月6日」という、3種類の返済サイクルを選べます。
毎月指定日は自分の好きな日を指定できますが、口座振替だけは毎月6日と指定されています。
注意が必要なのは「前回返済日翌日の35日後」で、初回は「借り入れ日の翌日から35日後」となり、無金利期間である「契約日翌日から30日間」を超えてしまうので、初回に限ってはATMなどから随時返済をするといいでしょう。
「プロミス」は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が展開する、消費者金融のサービスブランドです。
プロミスの実質年率は年4.5%~17.8%となり、アコムのように段階的に設定がされるわけではなく、利用者ごとに適用される500万円までの限度額に応じて、審査によって適用される年率が決定されます。
また、アコムと同様に、プロミスにおいても返済が遅れてしまうと、年20.0%の遅延損害金も支払わなければなりません。
プロミスと初めて契約する方を対象として、メールアドレスを登録の上でWeb明細を利用すると、初回借り入れ日の翌日から30日間に借りたお金の金利が発生しません。
上に挙げたアコムの30日間無金利は「初回契約日翌日から30日間」となっており、実際に借り入れをしなくても日数は経過してしまいますが、プロミスの30日間無金利は「初回借り入れ日の翌日から30日間」となるため、借り入れをしない限りは無金利の権利はそのままです。
「とりあえず備えとしてお守り代わりにカードローンを契約するけど、使うかどうか分からない」という方は、無利息期間、無金利期間が無駄にならないプロミスが適しています。
消費者金融では珍しく、プロミスでは「プロミスポイントサービス」を提供しています。
プロミスの以下のサービス利用で、ポイントが貯まります。
項目 | ポイント |
---|---|
ポイントサービス申し込み | 100ポイント (初回登録時) |
インターネット会員サービスログイン | 10ポイント (毎月初回ログイン時) |
会員サービス内の「プロミスからのお知らせ」の確認 | 5~20ポイント |
収入証明書類の提出 | 160ポイント |
メールやWeb明細の受け取り | 各対象サービスにつき 月1ポイント |
特に提出を求められていない方でも、収入証明書を提出することでポイントが貯められます。
プロミス側としては顧客の収入を正確に把握することができ、今後の増額などにも繋げられるため、双方にとってメリットがあることになるのです。
貯まったプロミスポイントは、40ポイントで申し込み日~翌月末の「提携ATM手数料無料サービス」に利用できます。
また、申し込むと一定期間無利息で借り入れできる「無利息サービス」もあり、必要ポイントと無利息期間は以下の通りです。
・250ポイント:7日間
・400ポイント:15日間
・700ポイント:30日間
一気にポイント交換した方が無利息期間は長くなりますが、そこまで気長にポイントを貯められない方は、7日間無利息を使ってもいいでしょう。
「レイクALSA」は、新生銀行グループの新生フィナンシャル株式会社が提供するカードローンブランドです。
かつては新生銀行カードローン扱いでしたが、現在では消費者金融扱いとなっています。
レイクALSAの貸付金利は4.5%~18.0%ですが、利用者ごとに適用される限度額に応じて実質年率が以下のように決まります。
限度額 | 実質年率 |
---|---|
1~100万円未満 | 15.0%~18.0% |
100万円~200万円 | 12.0%~15.0% |
200万円超~300万円 | 9.0%~15.0% |
300万円超~400万円 | 7.0% |
400万円超~500万円 | 4.5% |
また、レイクALSAも返済に遅れることになれば、20.0%の遅延損害金が発生します。
レイクALSAとの初回契約日翌日から60日間、金利がゼロになります。
ただしこのサービスを利用するためにはWebから申し込む必要があり、限度額が200万円まででなければなりません。
無利息期間中も返済日が来れば返済の必要があり、無利息期間が終了すれば通常の実質年率が適用されます。
また、レイクALSAとの初回契約日翌日から180日間、5万円まで金利がゼロになる選択肢もあります。
レイクALSAの利用が初めてでWebから申し込んだ方は、60日間無利息と5万円分まで180日間無利息、いずれかを選べるのです。
ちなみに、自動契約機または電話で申し込みをすると、30日間無利息か5万円分まで180日間無利息の選択になるため、限度額200万円以上の方は30日間無利息しか選択肢がありません。
他のカードローンとは異なり無利息期間が選べるレイクALSAでは、どっちを選べば良いのか、お得なのかで迷ってしまいます。
そこで60日間と180日間の無利息期間について、借り入れ金額と返済回数別で表で比較をしてみます。
借り入れ額 | 1回で返済 | 3回で返済 | 6回で返済 | 12回で返済 |
---|---|---|---|---|
5万円 | 同じ | 180日間 | ||
10万円 | 60日間 | 180日間 | ||
20万円 | 60日間 |
借り入れ金額が少ない場合には無利息期間が長いほうが良いため、少額を借りるなら180日間、ある程度のまとまった金額を借りるなら60日間となります。
ただ、使い方によっても変わる部分があるため、より詳しく知りたい方は自身の契約内容をもとに、コールセンターに問い合わせて確認をしたほうが良いでしょう。
三井住友カードのカードローンは、信販会社となる三井住友カードが提供しているカードローンです。
三井住友銀行ではなく三井住友カードとなるため、銀行のカードローンではなく信販系のカードローンという位置付けです。
実質年率は1.5%~15.0%となり、利用者ごとに適用される限度額に応じて以下のように決まります。
限度額 | 実質年率 |
---|---|
50万円以下 | 15.0% |
60万円~100万円 | 12.4% |
110万円~290万円 | 9.8% |
300万円~490万円 | 7.8% |
500万円~690万円 | 4.5% |
700万円~890万円 | 3.5% |
900万円 | 1.5% |
三井住友カードにおいても、返済に遅れることがあれば年20.0%の遅延損害金も支払わなければなりません。
三井住友カードでは、ATMと口座振り込みのどちらでも使えるカードローンタイプと、ローンカードが発行されない振り込み専用タイプがあります。
上で触れているのはローンカードが発行されるカードローンタイプとなり、ローンカードの発行がない振り込み専用タイプでは実質年率に僅かな違いがあります。
振り込み専用タイプの実質年率は以下の通りです。
限度額 | 実質年率 |
---|---|
50万円以下 | 14.4% |
60万円~100万円 | 11.8% |
110万円~290万円 | 9.2% |
300万円~490万円 | 7.2% |
500万円~690万円 | 4.5% |
700万円~890万円 | 3.5% |
900万円 | 1.5% |
限度額が490万円までであれば、ローンカードが発行されない振り込み専用タイプのほうが実質年率が低くなります。
三井住友カードでは、返済実績に応じて翌年度の利用残高分から、適用利率が0.3%引き下げられます。
例えば、年9.8%の実質年率が設定されている方は、以下のように金利が優遇されます。
年度 | 実質年率 |
---|---|
初年度 | 9.8% |
2年目 | 9.5% (0.3%引き下げ) |
3年目 | 9.2% (0.3%引き下げ) |
4年目 | 8.9% (0.3%引き下げ) |
5年目 | 8.6% (0.3%引き下げ) |
1年ごとに0.3%ずつ引き下げられ、最大で1.2%の引き下げまで行われることになります。
長く使うほどに実質年率の負担は軽くなりますが、だからといって必要以上に長く利用をするのも利息の無駄となってしまうため、不必要に返済は長引かせないほうが良いでしょう。
また、返済に遅れてしまうと引き下げサービスが受けられなくなることがあるので、返済をしっかりと行うことも重要です。
セディナカードは、SMBCファイナンスサービス株式会社が発行するクレジットカードです。
クレジットカードのキャッシングとなるのでカードローンと比べると限度額は控えめで、最大でも200万円までの1万円~200万円です。
セディナカードにおいても、返済が遅れてしまうと年20.0%の遅延損害金も支払わなければなりません。
セディナカードの新規申し込み者を対象に、キャッシングの7日間無利息サービスを実施しています(海外キャッシングは対象外)。
7日以内に返済日が来なくても、ATMから返済すれば繰り上げ返済となり利息は発生しません。
ただし、キャッシングの返済で1回払いを選択していると、ATMでの返済ができずに利息が発生する可能性があるので、リボ払いに設定をしておく必要があります。
海外でのキャッシングはセディナカードの7日間無利息サービスの対象外ですが、国内のみならず海外でもセディナカードのキャッシングはお得です。
通常、海外キャッシングを利用すると110円~220円のATM手数料が発生するところ、セディナカードはATM手数料がかかりません。
さらに、ペイジーを使えば、海外にいながら海外キャッシングの繰り上げ返済も可能です。
セディナカードを200円利用するごとに、「わくわくポイント」が1ポイント貯まります。
貯まったわくわくポイントは他のポイントや商品にも交換などもできますが、キャッシュバックにも利用可能です。
わくわくポイント1,000ポイント単位で交換ができ、セディナカードの引き落とし口座によって、交換レートが以下のように異なります。
・三井住友銀行、PayPay銀行:1,000ポイント→800円
・上記以外:1,000ポイント→700円
カード利用代金への充当ではなく単独のキャッシュバックとなるため、キャッシングなどカード利用がない状態でもキャッシュバックされます。
無金利、無利息サービスはカードローンやキャッシング利用時の大きな無駄となる利息を削減できることで、利用者にとっては大変ありがたいサービスになります。
ただ、そのサービスを最大限に生かすためには正しい使い方を知っておく必要があります。
無利息だからといって深く考えずに利用をしてしまうと大きな失敗にも繋がりかねないので、お得に使っていくための基本もしっかりと知っておきましょう。
無利息サービスは多くのカードローンで新規契約者を無金利、無利息の対象としています。
別にカードを持っているとしても、余計な利息を支払いたくないなら初回契約時に無利息期間が付くカードローンを新たに契約し、今まで持っていたカードは解約してしまうというのも一つの手です。
これであれば無利息期間を使ってお得に借りられるようにはなりますが、今まで持っていたカードと新たに作ったカードの両方から借りるということだけは避けなければなりません。
無利息期間中であっても、利用代金の返済はあります。
もしそこで返済を忘れようものなら、そこから遅延損害金が発生するのはもちろんのこと、無利息期間も強制的に終了します。
利息がかからないから返済が必要ないというわけではないので、返済日や金額の確認はしっかりと行うようにしてください。
一時的にではありますが、カードローンの利息をゼロにできる無金利・無利息サービスは大きなメリットです。
無利息期間中に元金をせっせと返済すれば、無利息期間が終了しても発生する利息を少なくできます。
その期間内に完済ができなくても、利息負担がない分で元金を減らしておけば、今後の返済負担を軽くしてカードローンが利用できるようにもなるのです。
※ 在籍確認の電話等で質問や要望がある方は、申込後すぐにコールセンターに電話にて連絡を入れてください。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
4.5%~17.8% | 1~500万円 | 最短3分 | 最短3分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 4.5%~17.8% |
---|---|
限度額 | 1~500万円 |
審査時間 | 最短3分 |
融資時間 | 最短3分 |
収入証明 | 50万円まで不要 |
※ 申込完了後
※ 審査の結果によってはご希望に沿えない場合があります。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短15分 | 最短15分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 1~800万円 |
審査時間 | 最短15分 |
融資時間 | 最短15分 |
収入証明 | - |
※ 10秒簡易審査後、続けて本審査まで進めておくと手続きがスムーズになります。
※ 申し込み内容によっては電話連絡が入ることがあります。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短18分 | 最短18分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 最大800万円 |
審査時間 | 最短18分 |
融資時間 | 最短18分 |
収入証明 | 50万円まで不要 |
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短20分 | 最短20分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 最大800万円 |
審査時間 | 最短20分 |
融資時間 | 最短20分 |
収入証明 | 50万円まで不要 |
※ 電話での確認は行わずに書面や申告内容で確認を実施します。