カードローンタイム

カードローンの繰り上げ返済による最大のメリットは、何と言っても利息を減らせる点です。

返済期間が短くなるということもありますが、返済期間が短くなる＝利息が減るということになるため、繰り上げ返済のメリットは利息を減らす点にだけあるとも言えます。

カードローンの返済は定めている返済日に、決められた最低限の金額を返済（約定返済）すれば良いだけです。

金利は安くはないとは言え、カードローンの月々の返済額自体は大きくはなっていないので、しっかりと確認をしてからお金を借りる、返済をするといった使い方であれば問題はありません。

毎月の返済金額は金利が低いからといって少なくなるわけではない

カードローンはお金を借りてそれで終わりではなく、借りた後はしっかりと返済をしなければなりません。

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しかし、カードローンの返済は月々の最低額である約定返済額だけの入金では、どうしても利息負担が大きくなってしまいます。

そこで活躍するのが繰り上げ返済です。

繰り上げ返済とは決められた返済額である約定返済額の入金だけでなく、任意で金額を上乗せして返済を行うことを指します。

約定返済のお金は元金と利息に充てられるのに対して、繰り上げ返済のお金は元金のみに充てられます。

利息は元金に対して発生するため、繰り上げ返済によって元金を多く減らせれば、その分だけ発生する利息を抑えることができるのです。

カードローンの繰り上げ返済をすることでどれだけ利息を減らせるのか、以下の条件でカードローン返済のシミュレーションをしてみます。

・カードローン名：楽天銀行スーパーローン
・借り入れ金額：60万円
・適用金利：年14.5％
・約定返済：3,000円（借り入れ残高～10万円）、5,000円（同10万円～30万円）、10,000円（同30万円～50万円）、15,000円（同50万円～100万円）
・繰り上げ返済：約定返済との合計額が15,000円になるように返済

あくまでシミュレーションの結果となるので実際には多少の違いが生じる場合がありますが、以上のような結果となっています。

ローンはシミュレーションをしっかりとしてから借りるようにしたい

住宅ローンやマイカーローンのようなまとまった金額を借りる目的ローンだけでなく、少額を借りるカードローンにおいても利用前のシミュレーションは欠かせません。

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上記のシミュレーション結果では、繰り上げ返済をすると繰り上げ返済をしないのと比較して、利息が29万円超も減っただけでなく、返済回数も3分の1以下に短縮される結果となりました。

支払う利息を減らせるのが繰り上げ返済における最大のメリットですが、返済回数が減る、つまり借りている期間が短く済むことによって利息が減るというのが繰り上げ返済のポイントです。

利息を減らせるだけでなく、精神的負担も減らせるのがカードローンの繰り上げ返済です。

メリットは分かっても返済の仕方がややこしくなる、手続きが面倒と感じている方もいるかもしれませんが、カードローンの繰り上げ返済は面倒なことは一切ありません。

繰り上げ返済をするのに借り入れ先に事前連絡を入れる必要はなく、提携金融機関のATMや借り入れ先ATMにローンカードを挿入して、任意の金額を返済するだけです。

目的ローンで繰り上げ返済を行うとなると、一回あたりにいくらかの手数料がかかる場合があります。

利息を減らしたくて繰り上げ返済をするのに、余計な手数料がかかって結局は負担が大きくなってしまっては意味がありません。

しかし、カードローンの繰り上げ返済は手数料がかかるところはほとんどなく、実際に大手カードローンのプロミスやアコム、SMBCモビットでは繰り上げ返済は自由、手数料も無料としています。

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来店不要で最短即日融資も可能となる大手消費者金融のプロミスは、早くに借りるためのサービスが充実していることですぐにお金が必要な方を中心に人気が高くなっています。

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カードローンの繰り上げ返済はいつ行っても問題ありません。

事前の連絡も必要ないのでお金に余裕があるときだけ繰り上げ返済を行い、お金がないときには通常通りの返済をすれば良いだけです。

計画的ではなくても突発的に行えるのが、カードローンの繰り上げ返済の良さでもあります。

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メリットの大きな繰り上げ返済ですが、そこばかりを考えてしまうとかえって返済が負担になってしまう可能性があります。

いくつか注意をしたい点がありますが、まず挙げられるのが繰り上げ返済をする前に、毎月の約定返済をしっかりと行ってください。

繰り上げ返済で利息を減らせる効果ばかりに集中をしてしまい、繰り上げ返済で無理をして約定返済ができなくなると、延滞となって遅延損害金が発生し、かえって負担が大きくなってしまいます。

また、その他にも以下のような注意点が挙げられます。

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細かく繰り上げ返済をするのも効果的で、それこそ小銭単位での繰り上げ返済でも長い目で見れば利息負担の軽減にはつながります。

しかし、小銭を使って繰り上げ返済をと考えていても、ATMの中には硬貨に対応していないものもあります。

一括返済となると話は別ですが、小銭単位での繰り上げ返済のために店舗やATMが備え付けられている無人契約機まで行くというのも手間がかかるので、繰り上げ返済は基本的に紙幣のみ対応と考えておいたほうが良いかもしれません。

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残高を全額まとめて返済する「一括返済」は繰り上げ返済の一部ですが、その手続きは通常の繰り上げ返済とは若干異なります。

一括返済を行う際にはまずは借り入れ先のコールセンターなどに連絡をして、返済予定日時点の残高がいくらになるのかを確認します。

その上で返済予定日にATMで一括返済を行いますが、前述の通り、硬貨に対応していないATMの場合は

・紙幣で多めに返済して後ほど残額を戻してもらう
・次回以降の借り入れで相殺をする
・振り込みで返済をする

など、借り入れ先によって対応が異なるので確認が欠かせません。

通常の繰り上げ返済であれば事前連絡は不要で自由に行えますが、繰り上げ返済の中でも一括返済の場合においては、返済予定日時点での利息も計算してもらう必要があるので必ず連絡をしてください。

利息が減らせる繰り上げ返済は、金利が高くなりがちなカードローンにおいては積極的に進めておきたいところです。

ただ、だからといって生活を圧迫してしまうような金額での繰り上げ返済をすると、お金が足りない状況となってしまって結局は返した分をまた借りてしまうことにもなりかねません。

早くに返し終えることはカードローンにおいては重要ではあるのですが、あくまで無理がない範囲で、余裕を持った繰り上げ返済を心掛けるようにすると良いでしょう。

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