カードローンタイム

まずはじめに、基本としてアイフルとマイカーローンの借り入れの違いについてです。

どちらもお金を借りるローンであることには変わりはありませんが、それぞれで以下の点で違いがあります。

• 利用条件の違い
• 資金使途の違い
• 借り入れ方法の違い

どの違いも重要な部分となるので、しっかりと見ておきましょう。

アイフルとマイカーローンの利用条件で大きく異なる点は、主に以下の2点です。

1. 年齢条件
2. 収入条件

アイフルは満20歳からの利用になるのに対して、マイカーローンは満18歳から利用できる場合があります。

また、アイフルは利用者本人の安定した収入が求められますが、マイカーローンの場合には自身に収入がなくても利用できる場合があります。

アイフルとマイカーローンでは資金使途にも大きな違いがあります。

アイフルは車の購入費用としての利用だけではなく、生活費などにも利用可能です。

一方、マイカーローンは車の購入や修理費用、他のカーローンからの借り換えなどの利用に限られ、それ以外の用途には利用できません。

アイフルとマイカーローンでは借り入れ方法にも大きな違いがあります。

アイフルはカードを使ったり、インターネットで銀行振り込みをしたりで、限度額の範囲内で繰り返し自由に現金が借りられます。

マイカーローンは自身で現金が引き出せることは多くなく、基本的には融資をする金融機関が自動車販売店等に利用者名義で直接お金を振り込みます。

また、マイカーローンは一部のカードローン機能が付いているものを除いて、繰り返し借りることはできません。

一度借りた後は返済のみとなるので、アイフルとマイカーローンでは利用方法にも大きな違いがあります。

アイフルの審査はマイカーローンで借りていても通ります。

マイカーローンで大きな金額を借りているとアイフルの審査に通らないと感じる方もいるかもしれませんが、マイカーローンは総量規制の対象にならないので問題ありません。

ただ、アイフルの基本的な条件は満たす必要があるので、申し込みをする際にはアイフルの条件もしっかりと確認しておきましょう。

アイフルは以下に該当する方が利用できます。

• 満20歳以上69歳以下
• 本人に安定した収入がある

年収がいくら以上必要といった条件はありませんが、利用者本人が安定した収入を得ていないと利用できません。

マイカーローンで借りていること自体は問題なくても、自身で収入を得ていないとアイフルの審査は通りません。

アイフルは、年収の3分の1までの借り入れに制限される総量規制の影響を受けます。

他社で多く借りていると総量規制に引っかかり、アイフルの審査に通らなくなってしまいますが、マイカーローンなどは総量規制の対象にならないのでこの点は問題ありません。

住宅ローンや自動車ローンは、総量規制の適用除外となっています。したがって、住宅ローンや自動車ローンがあるため、借入残高が年収の３分の１を超えていたとしても、総量規制には抵触しません。

貸金業法Q&A：金融庁

年収300万円で他のカードローンから100万円を借りているとアイフルでは借りられませんが、年収300万円でマイカーローンで150万円を借りていても、アイフルで借りることは可能です。

銀行で借りるマイカーローンや、新車購入時にディーラー経由で組むディーラーローンだけでなく、中古車ローンの場合でも扱いはほとんど変わりません。

中古車ローンは販売店を経由してジャックスなどの信販会社で組むことが多いですが、これもマイカーローンと同じく総量規制の対象にはなりません。

ただし、ローンを抱えている状態でアイフルで新たに借りると返済の負担が増えることになるので、借りる際には返済計画はしっかりと立てるようにしてください。

マイカーローンが借りられていても、アイフルでは借りられない場合があります。

主に以下の理由によるものです。

• 年齢条件に満たない場合
• 自身に収入がない場合
• 返済に問題がある場合

マイカーローンとアイフルでは利用条件が異なるため、上記の各内容には注意しておく必要があります。

マイカーローンは借り入れ先によっては、保証人を用意することで18歳から利用できるところがあります。

自動車販売店で組むディーラーローンなどでは18歳から利用できることも多いですが、アイフルは満20歳からが利用対象となるため、18歳や19歳では利用できません。

アイフルは担保や保証人が不要となる代わりに、保証人を用意して借りるという契約はできなくなっています。

マイカーローンは専業主婦でも審査に通ることが可能です。

自身で収入を得ていなくても、配偶者の安定した収入でマイカーローンが利用できる場合が多くなっています。

一方、アイフルは専業主婦の借り入れには対応していません。

アイフルで借りるためには自身での安定した収入が必要になるので、配偶者の収入のみとなり自身で収入を得ていない専業主婦の方は、利用対象から外れてしまいます。

マイカーローンの返済に問題があると、アイフルの審査で引っかかってしまうことがあります。

マイカーローンの利用状況も信用情報機関に記録されており、返済に何度も遅れたり長期にわたって遅れるようなことがあると、信用情報に悪い情報が記録されてしまいます。

年齢や収入に問題がなくても、マイカーローンの返済に問題があればアイフルで借りられない原因になってしまいます。

アイフルは生計費の範囲内なら自由に使えるため、マイカーローンの代わりとしても借りることは可能です。

ただ、アイフルをマイカーローンの代わりとして借りるには様々な問題点があります。

なぜアイフルのカードローンがマイカーローンの代わりにするのが難しいかは、それぞれ問題点が次のようにあるためです。

アイフルで借りられる金額は数十万円ほどになる場合が多いです。

新車を購入する際に必要になるような数百万円を、アイフルのカードローンではなかなか借りられません。

中古車の購入資金だけ借りるといった使い方であればマイカーローンの代わりになることはありますが、新車のマイカーローンをアイフルで代用するのはどうしても難しいです。

アイフルで大きな金額が借りられない理由の一つに、年収の3分の1までの借り入れに制限される総量規制の影響があります。

マイカーローンは対象外となるので気にする必要はありませんが、アイフルの場合には車を買う資金を借りる場合であっても、年収の3分の1までしか借りられません。

年収300万円では100万円まで、年収600万円でも200万円までしかアイフルでは借りられないので、新車の購入資金を丸々アイフルのカードローンでカバーするのは難しいのです。

仮に必要な金額が借りられたとしても、マイカーローンよりもアイフルの金利は大幅に高くなるため、大きな金額を借りることはあまりおすすめしません。

マイカーローンは銀行によって金利が2％台前後で借りられるところがあり、金利の高いディーラーローンや信販会社のオートローンでも7％や8％ほどとなる場合が多いです。

対してアイフルのカードローンは、少額の借り入れでは実質年率18.0％の上限が適用されることがあります。

100万円以上の借り入れとなると実質年率の上限が15.0％（※）になりますが、それでもマイカーローンやオートローンよりも金利が高いです。

マイカーローンの返済金額が足りない場合に、その分だけをアイフルで借りることはできます。

アイフルではローンの返済資金としての借り入れも認められていますが、返済資金として借りる場合にはいくつかの注意点があります。

また、一時的であればアイフルで借りても負担が軽減できる場合があるので、うまく利用をして返済にトラブルがないようにしましょう。

アイフルで借りられるのはマイカーローンの返済期日が来る前に限られます。

返済期日を過ぎてしまっているとアイフルで借りることはできないので、返済資金が足りないと感じられた場合には早めに対処しておくようにしてください。

先に借りておいてやっぱり不要だった場合には、そのままアイフルに返済すれば負担も大きくなりません。

アイフルで借りる金額は、マイカーローンの返済資金だけなどの必要金額だけにしましょう。

余計な金額を借りてしまうと利息が大きくなり、翌月以降のマイカーローンとアイフルの二重の返済が負担になってしまいます。

限度額の範囲内で繰り返し借りることもできますが、あまり不必要な借り入れは重ねないほうが良いです。

ついつい借り入れを繰り返してしまい、限度額いっぱいまで借りてしまうということが起こります。

アイフルで初めて借りる方は、契約翌日から最大30日間が無利息になるサービスが適用されます。

マイカーローンの返済金額だけを借りて翌月に返し切るなら、利息負担を抑えて借りられるようになっています。

予め借りておいてやっぱり不要となれば、すぐに返してしまえば利息もかからずに済みます。

一時的に借りるだけならアイフルは負担が抑えられるようになっているので、マイカーローンの返済資金が足りない場合には、足りない金額だけの借り入れは選択肢に入るかもしれません。