消費者金融などのカードローンに申し込みをする際には、審査通過率がどれぐらいなのかが気になるものです。
審査通過率が低ければ借り入れの可能性も下がることになってしまうため、審査に通すことを考えるなら審査通過率が気になるのは当然と言えます。
一昔前と比べれば審査通過率は下がっていて審査が厳しくなっているとイメージでは分かっていても、実際にどの程度なのか、どれぐらいの割合なのか、それぞれ信頼ができるデータをもとに見ていきます。
消費者金融などのカードローンに申し込みをする際には、審査通過率がどれぐらいなのかが気になるものです。
審査通過率が低ければ借り入れの可能性も下がることになってしまうため、審査に通すことを考えるなら審査通過率が気になるのは当然と言えます。
一昔前と比べれば審査通過率は下がっていて審査が厳しくなっているとイメージでは分かっていても、実際にどの程度なのか、どれぐらいの割合なのか、それぞれ信頼ができるデータをもとに見ていきます。
消費者金融が属する日本貸金業協会(https://www.j-fsa.or.jp/)では、月次資料として様々なデータを公表しています。
個人が特定できるような情報は含まれていませんが、例えば貸し付けの残高や金利など、これを見ることで貸金業者全体の傾向がある程度は掴めます。
インターネット上の信憑性に欠けるアンケート等とは大きく異なり、日本貸金業協会が協会員の貸金業者から集計しているデータとなるため、信頼に足り得る内容です。
日本貸金業協会の月次資料には参考資料として、消費者向け無担保貸付の成約率がまとめられています。
消費者向け担保貸付とはカードローンやキャッシング等を指し、数か月分を引用するとそれぞれ以下のようになります。
対象月 | 成約率 |
---|---|
2021年12月 | 34.8% |
2022年1月 | 33.9% |
2022年2月 | 35.3% |
2022年3月 | 34.6% |
2022年4月 | 33.2% |
2022年5月 | 33.1% |
出典:日本貸金業協会 月次統計資料(PDF)令和4年7月発行分
2021年12月から2022年2月までは確報値、2022年3月から2022年5月は速報値になります。
上にあげた6か月分を見ると、平均で34.15%となります。
月毎を見た通りではありますが、審査通過率となる成約率は大体が35%前後で推移をしており、3人に1人ほどの割合で審査に通っています。
消費者金融と聞くと審査に通りやすい、簡単審査といったことをイメージされていた方には、思いのほか厳しい審査と感じられるかもしれません。
とは言え、上表の審査通過率には、審査に通る見込みがない申し込みが含まれている可能性があります。
例えば総量規制で定める年収の3分の1の借り入れを抱える方が申し込みをしても、現状ではどの消費者金融でも審査に通ることはありませんが、その申し込みによって成約率は押し下げられることになります。
総量規制を超えて借りている方は3年以内の借り入れ経験者で23.4%いるとされている(出典:貸金業利用者に関する調査・研究|金融庁委託調査)ため、総量規制にかかる申し込みにより、全体の審査通過率は大きく押し下げられていると考えられるのです。
消費者金融を含む貸金業者の審査通過率は、上で触れた通り大体は35%前後で3人に1人ほどです。
この平均値をもとにして審査通過率が高いカードローンがあれば、審査が不安な方でも借りられる可能性があることにもなります。
対して審査通過率が平均よりも低いところでは何らかの理由によって借り入れが難しくなることがあるので、各カードローンの審査通過率についても知っておくと良いでしょう。
有名な消費者金融のカードローンでは、貸金業協会と同様に成約率を公表しているところがあります。
それぞれの成約率を集計し、数か月分で平均としたのが以下の通りです。
カードローン | 成約率 |
---|---|
プロミス | 36.7% |
アイフル | 29.5% |
アコム | 38.5% |
レイクALSA | 34.9% |
プロミス:2023年3月期 第1四半期SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標(PDF)より3か月平均値
アイフル:2023年3月期 第1四半期アイフル月次推移(PDF)より3か月平均値
アコム:2023年3月期 第1四半期決算データブック(PDF)より
レイクALSA:2023年3月期 第1四半期データブック(PDF)より
審査通過率だけで見れば、アコムが最も借りやすいように感じられるかもしれません。
しかし、審査通過率に優れるからといってアコムが借りやすいとは限らず、これはアコム特有の理由による部分が大きいです。
というのも、アコムは「はじめてのアコム」のフレーズでお馴染みであり、初めての方、つまり他社で借り入れを抱えていない方が他社に比べていくらか多い分だけ、審査通過率が高く出やすいこともあります。
消費者金融の審査に大きな影響を与えたものが、2010年に完全施行された総量規制です。
改正貸金業法によって年収の3分の1までの借り入れに制限がされ、あわせて出資法と利息制限法の間のグレーゾーン金利(参考:出資法と利息制限法|相談補助資料集PDF)もなくなっています。
これにより消費者金融の収益性は大きく低下をすることになり、貸し付け対象者も制限がされたことで、審査通過率は大きく下がることになります。
上にあげた表では審査通過率が最も低かったアイフルを例に、総量規制の施行前、直前、直後、その後で審査通過率の推移を見てみます。
対象年 | 審査通過率 |
---|---|
2002年 | 68.83% |
2005年 | 63.35% |
2009年 | 18.15% |
2011年 | 27.80% |
2015年 | 45.85% |
2020年 | 41.53% |
2022年 | 29.50% |
出典:月次データ | 財務情報 | アイフルIR・企業情報サイト
各対象年は12か月平均、2022年は4月~6月の3か月平均になります。
赤字になっている部分が総量規制施行前後となりますが、2008年にはリーマン・ショックがあり、2010年には貸金業法が改正されたことで、審査通過率が大幅に下がっています。
それ以前の総量規制がなく、グレーゾーン金利での貸し付けが蔓延っていた時代は、今の倍以上の審査通過率となっていたのです。
総量規制が施行されてからは低い審査通過率で推移をしていましたが、2020年あたりにはだいぶ持ち直しています。
しかし、その後に再び低下をすることになり、アイフルに限らず消費者金融全体で、2021年あたりから大きく審査通過率が低下してしまっているのです。
原因は新型コロナウイルスの流行による消費者の属性悪化にあり、職を失ってしまった方、返済ができなくなっている方などの審査に通らない申し込みが増えたことで、全体の審査通過率を大きく押し下げることになってしまいました。
アイフルの例では、2022年の4月から6月は総量規制が施行された直後と同水準程度の審査通過率となっています。
それほどまでに消費者の属性が悪化していることになり、何もアイフルをはじめとする消費者金融の審査が特別に厳しくなったわけではありません。
カードローンの審査は消費者全体の属性や、あるいは景気の影響を大きく受けることになるので、審査通過率が低くなっているからといって、その時期のカードローンの審査が厳しくなっているわけではないのです。
消費者金融の審査通過率が35%前後しかなく、3人に1人ほどしか借りられないとなると何だか不安に感じられてしまうかもしれません。
しかし、繰り返しにはなりますが、総量規制を超えていたり、あるいは返済ができていないなどの、新たに借りられる可能性がない方でもなければ、実際にはそこまで気にする必要はないのです。
審査基準が厳しくなるメガバンクなどの銀行カードローンでもなければ、消費者金融は安定した収入があり、他社の利用状況に問題がなければ審査通過は十分に可能です。
審査通過率はどうしても気になってしまうものですが、それ以上に気にしておきたいのが、以下のそれぞれのポイントです。
・自身で安定した収入を得ているか
・年齢などの利用条件の範囲内か
・借り入れが年収の3分の1まで達していないか
・ローンやカードの返済が滞っていないか
・信用情報に問題がないか
これらのポイントに問題がないのであれば、審査通過率はそこまで気にすることはありません。
収入が多くなくて審査に通るか不安と感じる方でも、収入が毎月に安定していれば特に問題はないため、消費者金融のカードローンなら審査通過は可能となります。
他社での返済に遅れてしまっている状況では、新たに他のカードローンやキャッシングを利用することはできません。
返済が遅れている方は街金と呼ばれるような中小金融でも借り入れは難しく、例えば中堅消費者金融のキャッシングアロー(https://www.my-arrow.co.jp/)では、申し込みフォームに「現在、他社のご返済が遅れている方はご契約出来ません。」と記載があるほどです。
返済にトラブルを抱えてしまっている状況では、審査通過率を気にする以前の問題となってしまうため、まずは返済を正常化させることを考えるしかありません。
過去に長期にわたって返済に遅れてしまっていたり、短期間であるとしても頻繁に返済に遅れたり、または不足での入金をしていると、信用情報に問題が生じることになります。
信用情報機関は消費者金融が多く加盟するJICC、信販会社が多いCIC、主に銀行の全銀協とありますが、それぞれでCRINと呼ばれるシステムによって情報を共有しています。
JICCに加盟をしている消費者金融で問題を起こしてしまうと、CICしか見ないカードローンやキャッシングで借りようとしても、情報共有によって引っかかることになるので注意が必要です。
参考ページセンターは、次の個人信用情報機関と提携して情報交流を実施しており、センターおよび提携個人信用情報機関の会員は、以下の信用情報等を相互に利用することができます。
CRIN(Credit Information Network)
各機関の延滞、代位弁済等の情報および本人申告情報
一昔前は審査通過率が高かった消費者金融も、現在ではだいぶ落ち着いた数字になっています。
総量規制やグレーゾーン金利の廃止など様々な理由があり、一昔前に比べて審査基準が厳しくなっているのは事実です。
とは言え、消費者金融も返済がしっかりとできる消費者に対しては貸し付けを行っているので、自身の状況が問題ないのであれば、審査通過率にそこまで身構える必要はありません。
いくら全体の審査通過率が下がっているとは言え、消費者金融としてもお金を貸さないとどうにもなりません。
返済ができる方なら問題なく審査に通ることには変わりはないため、安定した収入があり、他社での借り入れが極端に多いわけでもなければ、例えば審査通過率が低く見えるアイフルでも審査通過は可能です。
一昔前の高かった審査通過率のイメージのまま、消費者金融なら誰でも借りられると考えて申し込みをしてしまうと、思わぬ審査落ちで落胆することに繋がる可能性があります。
全体で見れば審査通過率は35%前後であるため、大体は3回に1回は審査に通ると考えるのは正しくありません。
35%ならと3社に同時に申し込みをすればどこかから借りられる、1社ぐらいは審査に通ると考えてしまう方もいるかもしれませんが、多重申し込みは信用情報機関に余計な申し込み履歴が重なるため、審査では不利になる原因になります。
(参考:CICが保有する信用情報|信用情報とは|指定信用情報機関のCIC)
申し込みはできれば1社に絞り、審査がダメであれば他のカードローンやキャッシングを検討したほうが良いです。
消費者金融への申し込みは、現在ではスマホでのWeb申し込みが主流になっています。
小さな画面を見て申し込みに必要な各項目を入力するため、どうしてもミスや不備が起きやすく、それによって審査に余計な時間がかかったり、連絡が増えたり、あるいは審査結果に悪影響を与えてしまうこともあります。
特に急ぎで借りたいときには焦って申し込みをしてしまいがちですが、急ぎのときこそよく確認をしながら、ミスなく不備なく入力を進めて消費者金融の審査に通すようにしてください。
※ 在籍確認の電話等で質問や要望がある方は、申込後すぐにコールセンターに電話にて連絡を入れてください。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
4.5%~17.8% | 1~500万円 | 最短3分 | 最短3分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 4.5%~17.8% |
---|---|
限度額 | 1~500万円 |
審査時間 | 最短3分 |
融資時間 | 最短3分 |
収入証明 | 50万円まで不要 |
※ 申込完了後
※ 審査の結果によってはご希望に沿えない場合があります。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短15分 | 最短15分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 1~800万円 |
審査時間 | 最短15分 |
融資時間 | 最短15分 |
収入証明 | - |
※ 10秒簡易審査後、続けて本審査まで進めておくと手続きがスムーズになります。
※ 申し込み内容によっては電話連絡が入ることがあります。
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短18分 | 最短18分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 最大800万円 |
審査時間 | 最短18分 |
融資時間 | 最短18分 |
収入証明 | 50万円まで不要 |
実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
---|---|---|---|---|
3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短20分 | 最短20分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 最大800万円 |
審査時間 | 最短20分 |
融資時間 | 最短20分 |
収入証明 | 50万円まで不要 |
※ 電話での確認は行わずに書面や申告内容で確認を実施します。