プロミスの借り入れ診断で審査前に分かることと分からないこと

プロミスの借り入れ診断は、現在の状況で申し込みが可能かを判断しています。

年齢は申し込み可能な18歳～74歳の範囲しか選択できず、選択範囲外の年齢の方は借り入れ診断自体が行えません。

プロミスは満18歳や満19歳の方でも申し込み可能（高校生を除く）ですが、収入証明書の提出が必須になることで審査通過が難しいです。

税込み年収を入力する欄は、収入があれば借り入れ診断の結果はOKとなります。

仮に年収を10万円と入力しても、次の入力欄である他社での借り入れ金額次第で診断がOKになるかNGになるかが変わります。

年収の入力欄は収入自体があるかと、他社借り入れとのバランスで診断結果がOKになるかNGになるかが変わるだけです。

他社借り入れ金額に入力した金額が入力した年収の3分の1に達していると、借り入れ診断では「ご入力いただいた情報だけでは判断できませんでした。」と表示されます。

総量規制で定める年収の3分の1の借り入れを確認する仕組みになっているためです。

過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています（総量規制）。

お借入れは年収の3分の1まで（総量規制について）｜日本貸金業協会

プロミスの借り入れ診断の入力項目で最も重要なのが、この他社借り入れです。

他社借り入れは実際の審査結果も大きく分けるため、他社借り入れがある方は借り入れ診断で確認しておくと良いでしょう。

他社借り入れには消費者金融のカードローンやキャッシングと、クレジットカードのキャッシングのみを含めます。

銀行のカードローンやフリーローン、住宅ローン、マイカーローン、クレジットカードのショッピング枠は含めません。

総量規制は貸金業法によって、貸金業者からの借り入れのみと対象としているためです。

総量規制の対象外となる銀行からの借り入れや、割賦販売法の適用となるクレジットカードのショッピング枠は含めなくて良いのです。

借り入れ診断だけでなく、実際の審査でも同じ基準で他社借り入れは判断されます。

結論から先に書くと、プロミスの借り入れ診断は審査に通るかの目安に使うには不十分です。

借り入れ診断は年齢条件と総量規制を確認しているだけで、審査で重要な返済能力の確認を行っていません。

審査に通るかの目安にするよりも、プロミスに申し込みができるかの確認に使うほうが向いています。

借り入れ診断は借りられるかの目安の確認に使うより、プロミスに申し込みができるかの目安に使うと良いでしょう。

プロミスに申し込みをするためには安定した収入が必要です。

安定した収入がなければ、借り入れ診断では「ご入力いただいた情報だけでは判断できませんでした。」と表示されます。

プロミスの申し込み条件には他社借り入れの件数や総額などの制限はありませんが、総量規制を超えていれば審査には通りません。

審査に通らない申し込みは、プロミスの申し込み条件を満たしていないのと同じことです。

借り入れ診断は借りられるかどうかの確認よりも、借りられる状況での申し込みができるかを確認するのに向いています。

プロミス借り入れ診断は、名前や連絡先など個人情報の入力は必要ありません。

年齢、年収、借り入れの3項目を入力するだけです。

個人情報を入力しないため、借り入れでは診断では信用情報も確認していません。

他社の借り入れ状況や返済状況は借り入れ診断では分からないため、信用情報を確認する審査とは結果が大きく変わってしまう原因になります。

借り入れ診断は信用情報の申し込み履歴に記録されないのはメリットです。

実際に審査を受けると、通るか通らないかに関わらず信用情報に申し込み履歴が記録されてしまいます。

通らない審査を何回も受けると申し込み履歴が多く溜まり、審査が不利になっていきます。

借り入れ診断で申し込みができるかを確認してから審査を受ければ、余計な申し込み履歴を蓄積することなく通る見込みがある審査だけを受けられるようになります。

プロミスの借り入れ診断が信用情報を見ないことで、返済にトラブルを抱えていても診断ではOKが出てしまうことがあります。

他社の返済状況は審査で信用情報を確認しないと分かりません。

年齢と年収、借り入れ総額だけで判断している借り入れ診断では、返済状況が分からないのは大きな問題点となります。

年齢が選択できる範囲内で、借り入れ総額が年収の3分の1以内であれば、返済に遅れていても借り入れ診断では「お借入可能な見込みです。」と表示されてしまいます。

年収や借り入れ金額に問題がなくても、返済に遅れていると実際のプロミスの審査に通ることはほとんどありません。

返済にトラブルを抱えている方が借り入れ診断を行い、「お借入可能な見込みです。」と表示されてしまうと、借りられるのではないかと感じてしまう可能性があります。

過去に債務整理をしていたり、長期間の返済遅れがあるなどで信用情報に問題があっても、借り入れ診断ではその情報を確認できません。

債務整理などの履歴によって新たな借り入れができず、借り入れ金額が0円の場合には、借り入れ診断では「お借入可能な見込みです。」と表示されることになります。

しかし、実際の審査では信用情報の履歴が確認されるため、プロミスの審査に通るのは難しいです。

借り入れ診断で「お借入可能な見込みです。」と表示されてしまうと、信用情報のブラックの期間が終わったと勘違いをしてしまうこともあります。

信用情報には申し込み履歴が半年間記録されています。

申し込み履歴が短期間で積み重なっていると審査では不利になることがあり、多数の申し込み履歴があると「申し込みブラック」と呼ばれる状態になります。

借り入れ診断では申し込み履歴の確認も行っていないため、申し込み履歴の蓄積による審査落ちを防ぐことができません。

信用情報を確認しない借り入れ診断では、これらの問題点によって審査の目安を確認するには不十分なのです。

診断結果が「ご入力いただいた情報だけでは判断できませんでした。」となった場合にプロミスの審査に通過できるかは、結論を書くとかなり難しいです。

借り入れ診断で判断できないということは、年収や借り入れで引っかかっていることになります。

年収と借り入れの2項目がクリアできていない状態では、プロミスの審査に通るのは厳しいです。

借り入れ診断で判断できなかった状況で、実際の審査に通過するというケースはほぼ考えられません。

借り入れ診断で判断できない結果となるのは、主に以下の2つの状況です。

1. 収入を得ていない
2. 収入に対して借り入れが多すぎる（年収の3分の1以上）

どちらの状況でも、プロミスの審査には通りません。

つまり、借り入れ診断で判断できない場合は、プロミスの審査に通る見込みがないということになってしまいます。

アコムやアイフルでも借り入れ診断ができますが、他社の借り入れ診断も年齢の確認と、年収と借り入れのバランスを見ているだけです。

入力項目にも違いはなく、年齢、年収、借り入れ金額の3項目を入力して診断を行います。

年齢が申し込み条件の対象外であれば、申し込みできませんと表示されます。

収入が入力されていない場合や、借り入れ金額が年収の3分の1に達している場合には、判断できませんと表示されます。

診断の判定基準もプロミスと変わりはありません。

借り入れ診断で「お借入可能な見込みです。」と表示されると、借りられるのではないかと感じてしまうことがあります。

特にこれまで審査に落ちてしまった人や審査に不安がある人は、これでやっと借りられると思ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、実際の審査は借り入れ診断の結果通りになるとは限りません。

診断結果は借りられるかの目安というよりも、審査を受けるための条件をクリアしているかの基準であると考えておいたほうが良いです。

借り入れ診断を正しく使えば、審査に通らない無駄な申し込みは減らせます。

まずは申し込み前に借り入れ診断を確認し、審査のスタートラインに立てるかを見ておくと良いでしょう。