投資資金としてのカードローンの借り入れは「あり」か「なし」か

投資資金としてのカードローンの借り入れ

カードローンで借りたお金の使い道は、多くの場合で個人が消費性資金として使うのであれば特に用途は問われていません。

申し込み時には資金使途の入力や選択をしますが、契約後に借りたお金に関しては何に使ったかの申告をすることなく、自身で自由に使えるようになっています。

そのため、投資資金としてもカードローンが利用できる場合がありますが、利用ができるからといってカードローンで借りたお金で投資というのは少し考えるべきかもしれません。

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カードローンで借りれば利息が発生してしまう

カードローンで借りれば利息が発生してしまう

カードローンで借りたお金を投資資金として使う場合の最大の問題点が、カードローンで借りるとその分に対して利息がかかってしまうということです。

カードローンは金利が目的ローンに比べると高く、利息もどうしても高くついてしまう傾向にあります。

その高い利息を支払ってお金を借りて投資に回したとしても、利息分をカバーできるほどのリターンに期待ができるかという問題があるのです。

利息分以上のリターンがなければいけない

自己資金で投資をするのであれば、最悪でも減らさなければプラスとも言えます。

しかし、借りたお金で投資をする場合には、日割りでかかる利息以上のリターンを投資によって得る必要が出てきます。

実際には計算は異なりますが、年に数%程度のリターンでは、カードローンで借りての投資というのは失敗をしてしまうことも多いでしょう。

カードローンの金利以上のリターンは難しい

カードローンは消費者金融であればプロミスやアコム、アイフルで18.0%が上限、銀行で借りる場合でも14.0%前後が金利の上限となります。

返済をしていけば借り入れ残高が減り、残高に対してかかる利息も少なくなっていく仕組みではありますが、だからといって金利以下のリターンでは成り立ちません。

年に2~3%や、5%程度のリターンでは借り入れでの投資は難しいということです。

仮に年12.0%の金利で100万円を借りて年5%の利回りに期待が持てる投資をしたとした場合、複利運用をしないなら投資で得られるのは年5万円に対して、支払う利息は10万円を超えてくる計算になります。

そもそものリスクが高すぎる

投資は元本割れのリスクがあります。

100万円を投資しても必ず儲かるわけではなく、投資をする商品や時期によっては元本を割り込んでしまう結果になったり、長期で見れば戻す可能性はあっても、元本割れの期間が非常に長くなってしまうこともあります。

借りたお金で投資をするとなれば元本割れのリスクに加え、返済時に支払う利息による返済リスクも抱えることになり、余計なリスクを自らで増やすことになります。

「投資は余剰資金で」と言われる通り、そもそものリスクが高すぎる借り入れによる投資は避けたほうが良いと考えられます。

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お金を借りてまで投資をする必要性がない

お金を借りてまで投資をする必要性がない

投資というのはこれからの生活に向けての蓄えであったり、お金の価値の変化による現金の目減りを防ぐために行うものです。

今現在に蓄えられるようなお金がない、価値が目減りすると心配をするような現金を持っていない場合には、現時点で投資を考える必要もありません。

株式市場の盛り上がりや大きな円高、円安、または暗号資産(仮想通貨)など定期的に投資ブームが訪れますが、今にお金がない方が無理に借金をしてまで投資をするのは危険です。

怪しい投資に手を出すのは論外

世の中には色々なものがあり、中には必ず儲かるなどと謳う怪しい投資商品、商材も存在します。

派手な文言や体験談風のレビューを並べますが、投資で必ず儲かるというものは存在せず、こういったものに借金をしてまで手を出してしまうと、残るのは確実に借金だけです。

何も得るものがないだけでなく、高額商材を売りつけられるなどでさらに多くの借金を抱えるようなことにもなるので、SNS等で見かけるような怪しい投資商品、商材には手を出さないようにしてください。

投資はなくなっても何とかなるお金でやるべき

なくなってしまうと生活に支障をきたすようなお金で投資をやるべきではありません。

完全な余剰資金となると真剣さに欠けることもありますが、だからといって生活費をつぎ込んでしまったり、借金をしてまでというのは違います。

何より、借金をしてまでの投資というのは、仮にうまくいっても長く持つことはできず、途中で手放してしまって期待通りにリターンを得る前に自らでチャンスを捨ててしまうこともあります。

自分の経済状況を超える投資はもはや投資ではない

借金をしての投資は、言ってみれば今現在の自身の経済状況を超えているマネーゲームです。

株の信用取引、FX等のレバレッジ取引も借金のようなものですが、何も信用全力で取引をするなどでもなければ、カードローンによる借金での投資とは性質が異なります。

何より、借りたお金での投資というのは余計なプレッシャーもかかり、冷静な判断もできなくなってしまうので、投資のパフォーマンスという点で見てもやはり良い選択とは言えません。

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千載一遇のチャンスなら借りての投資もあり?

千載一遇のチャンスなら借りての投資もあり?

何でもないときにお金を借りてまで投資をするのは、かかる利息に対してのリターンが割に合わないのでおすすめできません。

しかし、千載一遇とも言えるような状況であれば、期待ができるリターンが大きくなるので一つの選択として考える方もいるでしょう。

たしかに、状況によっては借りてでも投資をしたほうが「結果的に良かった」という状況がないわけでもありません。

大きな下落はピンチでもチャンスでもある

ここ数年であれば、新型コロナウイルスの蔓延によって株式市場が一時的に大きく下落をしたときがありました。

日経平均株価は直近の上値24,000円あたりから僅か一か月足らずで16,000円台まで、33%超もの下落をしています。

その他には、2024年8月5日には日経平均株価が過去最大の下げ幅となった日があったり、翌年の2025年4月7日には日経平均株価が歴代3位の下げ幅となるような暴落も起こっています。

こういった下落は株を保有している方からすればピンチですが、持っていない方からすれば、信じらないぐらいの安値で買えるチャンスとも言えます。

大きく落ちれば大きく戻す可能性が高い

コロナショックなどの「○○ショック」による下落や、いくつかの理由こそあっても結局は売りが売りを呼んだ結果のパニックとなった2024年8月5日や2025年4月7日のような相場は、一時的なパニックが過ぎれば何事もなかったかのように戻すものです。

2020年3月にコロナショックによって16,000円台を付けた日経平均株価は、その後はみるみる戻し、1年も経たないうちに、2021年2月には31,000円台に迫るまでの上昇となっています。

2024年8月5日の歴代最大の下げ幅を記録した翌日の8月6日は、歴代最大の上げ幅となっています。

歴代3位の下げ幅を記録した2025年4月7日は、翌日の4月8日が歴代6位の上げ幅、数日後の4月10日には、2024年8月6日の上げ幅に迫る歴代2位の上げ幅となっています。

もしこういったときに借りてでも投資をして大底で拾えていたのであれば、利息を遥かに上回る驚異的なリターンを得ることができていたのは事実です。

日経平均の上げ幅や下げ幅の記録は、2026年1月時点のものです。詳しくは日経平均の指数公式サイト「日経平均プロフィル」でご確認ください。

それでも借りての投資はおすすめできない

とはいえ、これはあくまで結果があるから言えることであり、実際に暴落を目の当たりにしてリスクのある借金での投資は難しいです。

コロナショックであれば、日経平均株価の下値として意識がされていた20,000円の節目の手前、または割り込んだところで買ったとしても、そこからさらに4,000円近くは下がっています。

2024年8月5日の最大下落幅の前営業日は、歴代5位の下げ幅を記録しています。

借金をして満を持して買って底を掴んだと思っても、そこからさらに広がる下値を見てしまうと、借金をしている以上は怖くなって手放してしまう可能性があります。

2024年8月で言えば、5日の暴落の前営業日に借金をして買ったとしても、借金で買ったポジションを持ったまま迎える暴落に対して、精神的に耐えられるのかという問題があるのです。

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千載一遇のチャンスはあっても数年に一度だけ

千載一遇のチャンスはあっても数年に一度だけ

高いリターンが期待できる何らかのショック時の投資は、借金をしてでもやる価値があると考える方もいるかもしれません。

たしかにしっかりとリスクを把握した上であれば選択肢としてはありかもしれませんが、問題はそのようなチャンスは滅多にないということです。

歴史的暴落からの強烈な戻しで見ると、大体は10年に1回や2回程度の頻度でしかありません。

強烈な下落率となるショックは稀

直近の上値から30%を超えるような強烈な下落率となる「○○ショック」は、ショックと言われるだけあって非常に少ないです。

2000年から2001年にかけてのITバブル崩壊、2008年から2009年にかけてのリーマンショック、そして2020年のコロナショックです。

日本に大きな混乱を巻き起こした東日本大震災のときですら30%を超えるような下落になっておらず、千載一遇のチャンスというのはそう頻繁に起こるものではないのです。

2024年と2025年に立て続けに起きたのは、例外中の例外と考えるべきでしょう。

身近にチャンスと思ってもそれはチャンスではない

例えば、日経平均株価が史上最高値を付けると、投資のチャンスだと言わんばかりの特集が組まれたりします。

それを見て千載一遇のチャンスだからと借金をして、カードローンで借りてまで投資をしても、支払う利息以上のリターンを得るというのは難しいです。

そのような身近なチャンスと感じられるものは決してチャンスではなく、借金をしてまでやる価値は一切ないと言えます。

いきなりやってもうまくいくわけがない

投資というのはそれなりの知識が経験が求められるものです。

メディアの情報に踊らされてチャンスだと思い、いきなり市場に飛び込んでもカモにされるだけで終わってしまいます。

それが自身のお金ならまだマシでも、やはり借金をして、カードローンで借りていきなり投資を始めるというのは無理な話なのです。

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投資機会に備えてお金を蓄えておきたい

投資機会に備えてお金を蓄えておきたい

株式市場の話をメインとして進めていますが、為替にしても大相場というものは存在します。

他の投資商品でも大相場は何年かに一度は訪れるので、カードローンで借りて投資を考えるより、そのときに備えてしっかりと知識や資金を蓄えておくほうが重要です。

今までのサイクル通り10年ほどで「○○ショック」が来ると考えられるなら、それをじっと待ってお金を貯めておくか、もしくは無理のない範囲で毎月の積立投信でもしたほうが良いでしょう。

まとまったお金がなくても投資はできる

投資となるとある程度のお金が必要になるとイメージされがちですが、今の時代、月1万円でも十分に投資ができるようになっています。

特に人気となっているのが積立投信で、これは主に毎週や毎月などの指定したサイクルで一定金額、または一定口数で投資信託を積み立てていくものです。

積立NISAなどの税制上で有利になる制度もあるため、借金をして投資をするぐらいなら、基本右肩上がりとなっているアメリカのダウ平均やナスダック、S&P500などのインデックスを積み立てたほうが効率的です。

借金はしないで済むならしないほうが良い

当たり前の話ですが、カードローンによる借金はしないほうが良いに決まっています。

利息も高くついてしまうので、借りないで済むなら借りる必要性がありません。

それをわざわざ借りてまで投資をしてしまうというのは、やはりカードローンの良い使い方とは言えないのかもしれません。

投資はあくまで自己資金の自己責任で

投資は基本は自己資金でやるようにして、投資判断は当然ながら全て自己責任となります。

当ページの内容も決して投資を推奨するものではなく、借金をしての投資の是非を述べているに過ぎません。

ただ、一つだけ言えることは、高いリターンが期待できる状況であるとしても、やはり借金をしての投資というのは良いものとはならないでしょう。

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