プロミスで借りていた金額をすべて返済し終えたにもかかわらず、再度借り入れしようとしたら利用できなかったという状況は少なくありません。
完済したのだから当然また借りられると思っていたのに、いざ必要になったときに使えないのでは困ってしまいます。
完済後の借り入れ可否は、実は「完済」と「解約」という2つの異なる状態によって大きく変わってくるのです。
多くの人が混同しがちなのが「完済」と「解約」の違いです。
完済とは、借り入れした元金と利息をすべて返済し、借り入れ残高が0円になった状態を指します。
一方、解約とはプロミスとの契約そのものを終了させることです。
似ているようで異なる「完済」と「解約」の違い
- 完済:借り入れ残高が0円になった状態。契約は継続しており、限度額内であればいつでも再度借り入れ可能。
- 解約:プロミスとの契約を終了させた状態。カードは使えなくなり、再度借り入れするには新規申し込みと審査が必要。
プロミスは返済の長期延滞による強制解約を除くと、完済しただけでは契約は解除されません。
借り入れ残高が0円になっても契約自体は有効なまま継続されるため、限度額の範囲内であれば審査なしで再度借り入れできます。
これに対して解約を行うと、プロミスとの契約関係は完全に終了するため、もう一度借りたい場合には最初から申込手続きを行う必要があります。
「完済したから解約されたはず」と勘違いしてしまい、信用情報に契約情報が残り続けることにも注意が必要です。
プロミスを解約した後に再度利用したくなった場合、通常の新規申し込みと同じ手続きを踏む必要があります。
過去に利用実績があったとしても、解約によって契約関係は完全にリセットされるため、審査を省略することはできません。
| 再契約時の審査項目 |
確認内容 |
| 現在の年収 |
解約時と比較して収入が減少していないか |
| 勤務先情報 |
転職していないか、勤続年数はどの程度か |
| 他社借入状況 |
解約後に他社での借り入れが増えていないか |
| 信用情報 |
解約後に返済トラブルや金融事故の記録がないか |
| 過去の利用実績 |
プロミスでの返済状況に問題がなかったか |
プロミスの再審査では、解約時点と現在の状況が比較されます。
以前は問題なく利用できていても、年収が大幅に下がっていたり、他社での借り入れが増えていたりすれば、審査に通らない可能性があります。
特に総量規制の制約は厳しく、年収の3分の1近くまで他社で借りている状態では、再契約は難しいでしょう。
過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。
お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)|日本貸金業協会
完済はしたものの解約手続きを行っていない場合は、契約は有効なまま継続されています。
この状態であれば、基本的には審査なしで再度借り入れが可能です。
会員サービスにログインできるか、プロミスカードが手元にあるかを確認してみましょう。
- 会員サービスへのログイン可否を確認する
- 借り入れ可能額が表示されているかチェックする
- ログインできない場合はプロミスコールに連絡する
- 契約が停止されている場合は、再審査の必要性について相談する
完済後すぐに解約するか、それとも契約を残しておくかは、今後の利用予定によって判断が分かれます。
将来的にカードローンを使う可能性が少しでもあるなら、契約を維持しておくほうが便利です。
逆に、住宅ローンなど大型のローンを組む予定があり、カードローンの契約が審査に影響する可能性が気になる場合は、解約しておくという選択肢もあります。