アイフルの限度額が1万円や3万円と少額になる原因は主に以下の5つです。
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
アイフルの限度額は、総量規制によって年収の3分の1までと決められています。
※ 参考:お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会
年収の3分の1近くまで他社のカードローンなどで借りてしまっている場合には、アイフルでの限度額が少なくなる原因になります。
また、借り入れ状況によっては審査に落ちてしまうことになります。
「他社借り入れ」に含めるのは、消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシングだけです。銀行からの借り入れは含めないため、住宅ローンやマイカーローンでの借り入れで年収の3分の1に達していても総量規制には引っかかりません。
※ 参考:貸金業法Q&A:金融庁
総量規制の影響によって、年収が高いほうがアイフルでは限度額が大きく出やすくなります。
ただ、年収は高ければ良いというわけではなく、安定して高い年収でなければ意味がありません。
年収1,000万円でも半年に一回しか収入がないといった場合には、アイフルでは安定した収入とは認められない場合が多いです。
年収が高くなくても、安定していれば収入に応じた限度額が設定されます。
アルバイトやパートよりも、正社員や公務員のほうが限度額が大きく出やすくなります。
正社員や公務員のほうが収入が安定しやすいことや、収入自体が多くなることが理由です。
ただし、アルバイトやパートの方でも毎月の収入が安定しているなら、収入に応じた限度額でアイフルで契約できます。
限度額が大きくなりにくいというだけで、アイフルの審査通過で不利になるというわけではありません。
雇用形態で気を付けておきたいのが派遣社員の方です。
派遣社員は在籍確認が取りにくいために限度額が少なくなることがあり、審査通過の難易度も上がってしまいます。
派遣社員の方は勤務先を入力する際に、派遣先ではなく派遣元や登録元にしなければなりません。
勤務先を派遣先で入力にしてしまうと在籍確認が取れず、審査に通らないことに繋がるので注意が必要です。
今の勤務先に継続して勤めている年数が長いほど、限度額は出やすくなります。
就職したてや転職したてだと安定するかが分からないため、限度額が抑えられる傾向にあります。
就職したてなら審査通過も可能ですが、内定だけもらっている状態では審査に通ることはできません。
アイフルでは申し込み条件に勤続年数の制限を設けていませんが、目安としては6か月以上の勤続年数があると安心です。
転職した場合も転職先での6か月以上の勤続年数があると良いため、転職する予定がある方は転職前に申し込みをしておくのも良いでしょう。
信用情報に記録されているカードやローンの利用履歴は、限度額に大きな影響を与えます。
適度な利用状況と正常な返済履歴は、返済能力の証明になることで限度額には良い影響を与える可能性があります。
返済遅れや不足入金などの悪い返済履歴は、返済能力が疑われることで限度額や審査自体に悪い影響を与えてしまいます。
また、信用情報に履歴が一切ない場合はスーパーホワイトとされるため、限度額が出にくくなる原因になります。
スーパーホワイトによる影響
- 一度もカードやローンを使ったことがなく、返済能力が分からない
- 過去に債務整理などの金融事故を起こし、一定期間はカードが作れず信用情報が消えた
- 何の情報もないと、本当に本人が正しい情報で申し込みをしているかが怪しまれる
他社カードに申し込みをしたことがないのに初回限度額が少なくなるという場合は、スーパーホワイトに該当している可能性があります。
アイフル側としては返済能力が分からないだけなので、正しく利用をしていれば増額によって限度額を引き上げることもできます。
アイフルとの初回契約では、返済実績がないため慎重に審査が行われます。
総量規制に問題がない場合でも、収入状況や雇用形態、勤続年数、信用情報などの申し込み者の属性によって限度額が少なく設定されることがあります。
初回限度額が1万円や3万円などの少額になるのは、アイフル側がリスクを抑えるためです。
ただし、6か月以上の返済実績を積めば増額できる可能性があるため、まずは少額でも正しく利用することが重要です。