急な出費でお金が必要になったとき、身近な郵便局で借り入れができれば便利だと感じる方も多いでしょう。
ゆうちょ銀行では、定額貯金や定期貯金を担保とした借り入れ方法や保険の契約者貸付制度など、複数の融資サービスを提供しています。
審査が不要な方法もあり、条件を満たせば即日でお金を借りることも可能です。
更新日:
急な出費でお金が必要になったとき、身近な郵便局で借り入れができれば便利だと感じる方も多いでしょう。
ゆうちょ銀行では、定額貯金や定期貯金を担保とした借り入れ方法や保険の契約者貸付制度など、複数の融資サービスを提供しています。
審査が不要な方法もあり、条件を満たせば即日でお金を借りることも可能です。
すぐに借りられる人気カードローン
ゆうちょ銀行では、利用者の状況に応じて選べる複数の借り入れ方法が用意されています。
それぞれの方法には利用条件や金利、借り入れ限度額に違いがあるため、自分に合った方法を選択することが重要です。
特に利用条件はしっかりと確認しておきましょう。
貯金担保自動貸付けは、ゆうちょ銀行の総合口座に預け入れている定額貯金または定期貯金を担保として、自動的に融資を受けられるサービスです。
通常貯金の残高を超える引き出しまたは引き落としがあった際に、自動貸付によって不足分を補填してくれる仕組みになっています。
借り入れ可能額は預入金額の90%以内で最大300万円までとなっており、仮に定額貯金に100万円を預けている場合であれば、90万円まで借り入れが可能です。
金利は年0.25%~0.50%程度と非常に低く設定されているため、一般的なカードローンと比較すると大幅に負担を抑えられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 借り入れ可能額 | 預入金額の90%以内(最大300万円) |
| 金利 | 年0.25%~0.50%程度 |
| 審査 | 不要 |
| 貸付期間 | 2年間(担保定期貯金の満期が2年以内の場合は満期まで) |
| 返済方法 | ATMや窓口での入金(回数制限なし) |
利用方法も簡単で、ゆうちょ銀行のATMやキャッシュカードを使って通常の引き出しと同じ操作を行うだけです。
口座残高がマイナス表示になることで、借り入れしていることが確認できます。
返済は任意のタイミングでATMから入金すればよく、回数や金額の制限もありません。
郵便局で加入できるかんぽ生命の保険に契約している方は、契約者貸付制度を利用してお金を借りることができます。
この制度は、保険の解約返戻金を担保として融資を受けるもので、保険契約を継続したまま資金を調達できる点が特徴です。
借り入れ可能額は解約返戻金の80%~90%程度で、契約内容によって異なります。
金利は年2.5%程度と貯金担保自動貸付けよりはやや高めですが、それでも一般的なローンと比べれば低金利といえます。
申し込み方法は、郵便局の窓口、郵送、インターネットの3つから選択可能です。
契約者貸付制度のメリットは、保険を解約せずに資金を得られることです。
万が一返済ができなかった場合でも、保険金や解約返戻金から貸付金が差し引かれるだけで、保険契約自体は継続されます。
ただし、利息が膨らむと将来受け取れる保険金が減少するリスクがある点には注意が必要です。
ゆうちょ銀行が発行するクレジットカード「JP BANKカード」には、キャッシング機能が付けられます。
このキャッシング枠を利用することで、全国のゆうちょ銀行ATMや提携金融機関のATMから現金を引き出すことが可能です
ゆうちょ銀行のクレジットカードとは言えあくまでキャッシングであるため、金利は実質年率15.0%と、貯金担保自動貸付けや契約者貸付制度と比べるとかなり高めです。
※ 参考:キャッシング | JP BANK カード WEB
注意点として、JP BANKカードの発行やキャッシング審査には時間がかかります。
既にカードを持っていてキャッシング枠がある方であれば即座に利用できますが、これから新規で申し込む場合は即日融資には対応できません。
また、クレジットカードの審査に通過する必要があるため、安定した収入がない方は利用が難しい場合があります。
口座貸越サービスは通常貯金口座の残高が不足した際に、自動的に不足分を融資してくれるサービスです。
貯金担保自動貸付けと似ていますが、こちらは担保となる定額貯金や定期貯金がなくても利用できる点が異なります。
利用のためには審査が必要で、ゆうちょ銀行および、ゆうちょ銀行が定める保証会社の審査に通らなければなりません。
キャッシング枠の審査とは異なるため、専業主婦の場合でも配偶者に安定した収入があれば申し込みが可能となっています。
注意点として、貯金担保自動貸付けが利用可能な場合は、口座貸越サービスではなく貯金担保自動貸付けが優先されます。
※ 参考:口座貸越サービス - ゆうちょ銀行
急な出費に対応するためにゆうちょ銀行で即日融資を受けたい場合は、利用する方法によって条件が異なります。
事前の準備や手続きの流れを理解しておくことで、スムーズにお金を借りることができます。
各借り入れの内容や条件に付いて、それぞれ詳しく見ていきます。
貯金担保自動貸付けで即日融資を受けるには、いくつかの条件を満たす必要があります。
最も重要なのは、既にゆうちょ銀行の総合口座に定額貯金または定期貯金を預け入れていることです。
| 条件 | 詳細 |
|---|---|
| 総合口座の開設 | ゆうちょ銀行の総合口座を保有していること |
| 担保貯金の有無 | 定額貯金または定期貯金の預け入れがあること |
| 事前手続き | 貯金窓口での自動貸付け利用申し込みが完了していること |
| 利用可能時間 | ゆうちょ銀行ATMの稼働時間内(店舗により異なる) |
既に総合口座と担保貯金があり、事前に自動貸付けの申し込みを済ませている場合は、ATMで通常の引き出しと同じ操作をするだけで即日借り入れが可能です。
キャッシュカードや通帳があれば、郵便局やATMで24時間利用できる場所もあります。
ただし、これから口座開設や定額貯金の預け入れを行う場合は郵便局の窓口で手続きが必要です。
当日中に全ての手続きを完了させるには、午前中の早い時間に来店することをおすすめします。
かんぽ生命の契約者貸付制度でも、条件次第で即日融資を受けることができます。
すでにかんぽ生命の保険に加入しており、解約返戻金が発生する契約内容であることが前提となります。
かんぽ保険の契約者貸付で借りるための条件
初回の契約者貸付を利用する場合は、必ず郵便局の窓口での手続きが必要です。
窓口での申し込み後にその場で現金を受け取るか、指定口座への振り込みかを選択できますが、振り込みの場合は時間帯によって翌営業日になる可能性もあります。
確実に即日融資を受けたい場合は午前中に窓口で手続きを済ませ、現金での受け取りを選ぶと良いでしょう。
ゆうちょ銀行でお金を借りる方法の中には、即日融資に対応していないものもあります。
JP BANKカードのキャッシング枠を利用する場合は、新規でカードを申し込むと発行までに時間がかかるため、申し込み当日に借りることはできません。
さらに、以下のような状況では即日融資が難しくなります。
土日祝日は郵便局の貯金窓口が休業しているため、新規の口座開設や貯金担保自動貸付けの申し込み手続きができません。
平日でも16時以降は窓口が閉まるため、時間に余裕を持って来店する必要があります。
| 利用状況 | 理由 |
|---|---|
| 口座や担保貯金がない | 新規開設と貯金の預け入れに時間がかかる |
| 土日祝日に借り入れしたい | 貯金窓口が休業のため新規手続き不可 |
| JP BANKカードを持っていない | カード発行に日数がかかる(キャッシング枠がない場合も同様) |
| かんぽ保険の初回貸付を午後に申し込む | 振込処理が翌営業日になる可能性がある |
どうしても即日で借りたい場合は、消費者金融のカードローンなどの他の即日融資に対応した方法を検討する必要があります。
大手消費者金融のカードローンであれば、平日でも土日でも最短で申し込み当日に借りることができます。
ゆうちょ銀行での借り入れには、他の金融機関にはない独自のメリットがあります。
特に貯金担保自動貸付けを利用する場合、手軽さと低コストを両立できる点が魅力です。
貯金担保自動貸付けは、自分の貯金を担保とするため審査が不要です。
収入証明書などの提出は不要で信用情報の照会も行われないため、無職の方や収入が不安定な方でも利用できます。
通常のカードローンでは審査に通らない可能性がある学生や専業主婦、年金生活者でも、担保貯金さえあれば借り入れが可能です。
また、かんぽ生命の契約者貸付制度も、保険契約を担保とするため厳しい審査はありません。
これらの方法は、信用情報に傷がある方でも利用できる可能性が高く、借り入れのハードルが低い点が大きな利点といえます。
ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付けは、年0.25%~0.50%程度という非常に低い金利が設定されています。
消費者金融のカードローンが上限金利で年18.0%、銀行カードローンでも年14.0%程度であることを考えると、利息負担を大幅に抑えられます。
| 借り入れ方法 | 金利 |
|---|---|
| 貯金担保自動貸付け | 年0.25%~0.50% |
| かんぽ生命契約者貸付 | 年2.5%程度 |
| 消費者金融カードローン | 実質年率18.0%(上限) |
| 銀行カードローン | 年14.0%(上限) |
10万円を1年間借りた場合であれば、貯金担保自動貸付けなら利息は約250円~500円程度ですが、消費者金融では約18,000円もの利息が発生します。
短期間の借り入れであれば、さらに利息負担は軽くなります。
郵便局は全国に約24,000店舗(※)が展開されており、都市部だけでなく地方や離島にも設置されています。
※ 参考:郵便局局数情報〈オープンデータ〉 - 日本郵便
他の金融機関では店舗が少ない地域でも、郵便局なら身近な場所で手続きができる安心感があります。
転居や出張先でも最寄りの郵便局を利用できるため、全国どこにいても同じサービスを受けられる点は大きな強みです。
窓口では対面で相談しながら手続きを進められるため、初めて借り入れをする方でも安心して利用できます。
貯金担保自動貸付けは、普段使っている通帳やキャッシュカードをそのまま利用できます。
新たにローンカードを作る必要がなく、ATMでの操作も通常の引き出しと変わりません。
周囲から見ても借り入れをしているとは分かりにくく、プライバシーが守られます。
返済も同様にATMから入金するだけで完了し、回数や金額に制限がないため自分のペースで返済できます。
家族に知られたくない場合でも、通帳を見られない限りバレにくい点もメリットと言えるでしょう。
ゆうちょ銀行での借り入れには多くのメリットがある一方で、利用前に理解しておくべき注意点もあります。
事前に制約やリスクを把握しておくことで、計画的な借り入れができるようになります。
金利や審査の有無などで飛びつかず、どのような注意点があるかを知っておくことも重要です。
貯金担保自動貸付けを利用するには、定額貯金または定期貯金をあらかじめ預け入れておく必要があります。
貯金がない状態では、この方法で借り入れすることはできません。
また、かんぽ生命の契約者貸付制度も、解約返戻金が発生する保険契約が必要です。
つまり、手元に余裕資金がある人でなければ、これらの低金利な借り入れ方法は利用できないということになります。
貯金も保険もない状態で急ぎお金が必要な場合は、口座貸越サービスやJP BANKカードのキャッシングが選択肢となります。
審査に通らなかった場合は、他の金融機関や消費者金融のカードローンを検討する必要があるでしょう。
貯金担保自動貸付けの貸付期間は原則2年間と定められています。
ただし、担保となる定期貯金の満期が2年以内に到来する場合は、満期日までが貸付期間となります。
利息は日割りで計算されるため、借り入れ期間が長くなるほど返済総額が増えていきます。
低金利とは言え長期間放置すれば利息負担は膨らみ、例えば100万円を2年間借りた場合は、年0.5%の金利でも約1万円の利息が発生することになります。
| 借り入れ額 | 借り入れ期間 | 金利(年0.5%の場合) | 利息の目安 |
|---|---|---|---|
| 10万円 | 1ヶ月 | 年0.5% | 約42円 |
| 10万円 | 1年 | 年0.5% | 約500円 |
| 50万円 | 1年 | 年0.5% | 約2,500円 |
| 100万円 | 2年 | 年0.5% | 約1万円 |
返済は任意のタイミングで可能ですが、早めに返済することで利息負担を最小限に抑えられます。
余裕ができたら少額でも入金していく習慣をつけると、最終的な利息総額を減らすことができます。
貯金担保自動貸付けの借り入れ限度額は、預入金額の90%以内で最大300万円までとなっています。
つまり、300万円を借りるには約333万円以上の定額貯金または定期貯金が必要です。
まとまった金額を借りたい場合は、事前に十分な貯金を用意しておかなければなりません。
また、かんぽ生命の契約者貸付制度は解約返戻金の80%~90%が上限、口座貸越サービスは最大30万円までと、それぞれ限度額が設定されています。
貯金や対象となる保険の契約がない場合には、これらを利用することはできません。
担保になる貯金や保険の契約がない場合や、すぐにお金が必要な場合は、カードローンなどの他の借り入れ方法を検討する必要があります。
貯金担保自動貸付けで返済できなかった場合は、貸付期間終了時に担保となっている定額貯金または定期貯金から自動的に相殺されます。
満期を迎えた際に返済していないと、貯金から借り入れ金と利息が差し引かれた残額しか受け取れません。
かんぽ生命の契約者貸付制度も同様で、返済しないまま保険金の受取時期や解約時を迎えると、保険金や解約返戻金から貸付金が差し引かれます。
また、通帳にマイナス表記が続くことで、家族に借り入れを知られてしまうリスクもあります。
定期的に記帳する習慣がある家族がいる場合は、特に注意が必要です。
返済計画を立てずに借り入れを繰り返すと、気づいたときには多額の借り入れ残高になっている危険性もあるため、計画的な利用を心がけましょう。
ゆうちょ銀行で即日融資を受けられない場合や、担保となる貯金や保険がない場合は、他の借り入れ方法の利用も検討する必要があります。
消費者金融や銀行のカードローンは無担保で借り入れでき、申し込みから融資までのスピードが早い点が特徴です。
それぞれの選択肢について確認していきましょう。
消費者金融のカードローンは、即日融資に最も対応しやすい選択肢です。
大手消費者金融ならインターネットやスマートフォンアプリから24時間申し込みが可能で、最短3分~20分程度で審査が完了します。
申し込みをしたその日のうちに契約もでき、契約完了後はすぐに提携コンビニATMや銀行振り込みで当日中に借り入れできます。
銀行カードローンは、消費者金融よりも金利が低めに設定されている点が魅力です。
ただし、銀行カードローンは即日融資に対応していないことがあり、審査に数日かかる場合があります。
審査基準自体も厳しく、パートやアルバイト、年収が高くない人では審査に通らないことが多くなってしまいます。
急ぎでない場合や、低金利を重視する場合に適した選択肢と言えるでしょう。
ゆうちょ銀行と他の金融機関の借り入れ方法を比較すると、それぞれに向いている状況が異なります。
自分の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。
| 借り入れ方法 | 金利 | 即日融資 | 審査 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ゆうちょ貯金担保自動貸付け | 年0.25%~0.50% | ○(条件付き) | 不要 | 定額・定期貯金がある人 |
| かんぽ契約者貸付 | 年2.5%程度 | ○(条件付き) | 不要 | かんぽ生命加入者 |
| 消費者金融カードローン | 実質年率18.0% | ○ | 必要 | 担保なし・急ぎの人 |
| 銀行カードローン | 年14.0%前後 | △ | 必要 | 低金利重視・時間に余裕がある人 |
※ 消費者金融カードローンと銀行カードローンは、一般的な商品の上限金利を記載。
貯金や保険があり、低金利で借りたい場合はゆうちょ銀行の利用が最も有利です。
一方、担保がなく即日融資が必要な場合は消費者金融、低金利を重視し時間に余裕がある場合は銀行カードローンが適しています。
借り入れ額や返済期間、自分の状況を総合的に判断して選択すると良いでしょう。
2013年頃から様々なカードローン情報サイトを運営。総量規制前の高金利時代に複数カードローンの利用、返済滞納経験あり。借りていた経験から利用者側に立った情報が伝えられるように心がけています。
| 実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
|---|---|---|---|---|
| 2.5%~18.0% | 1~800万円 | 最短3分 | 最短3分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
| 実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 提携ATM |
|---|---|---|---|---|
| 3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短18分 | 最短18分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
※ 申し込み内容によっては電話連絡が入ることがあり、申し込み時間等によっては翌営業日以降の取り扱いとなることがあります。
| 実質年率 | 限度額 | 審査時間 | 融資時間 | 対応コンビニ |
|---|---|---|---|---|
| 3.0%~18.0% | 1~800万円 | 最短15分 | 最短15分 |
7 ELEVEN
LAWSON
Family Mart
MINI STOP
|
※ 審査の結果によってはご希望に沿えない場合があります。
※ 10秒簡易審査後、続けて本審査まで進めておくと手続きがスムーズになります。